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JTバーニアシリーズ販売告知

プロジェクト787!

メカ好きの方なら最近登場したボーイング787に注目を集めていると思います。2011年秋就航の今一番新しい旅客機ですね。私の住んでいるところは飛行機の本数が少ないのでいつ乗れるかまだわかりませんが、”乗るために”どこかへ出かける予定です。
機体の特徴はサイトを見て頂ければ分かるのですが、ボーイング787には新型のエンジンGEnxが搭載されました。そのGEnxエンジンをモチーフにして模型用にデフォルメしたバーニアシリーズを販売しようという計画が2011年春頃に始まりましてコードネームで「787」と呼んでいました。

via wikipedia

本機にだいぶ遅れを取りましたが、2012年1月中旬から「JTバーニア」として販売を予定しています。2セット入945円予価。直径5・7・9・11・13ミリの5サイズです。ベル型ではなく、少し絞り込んだ形状なので、うちでは初めての形状です。

実機をモチーフにしたのはSVシリーズにつづいて2つ目ですね。
※赤い部分は塗装見本で、実物はアルミ生地です。アウターとスパイクがグロスのグレーとかカッコイイかと

B787のエンジンが”モチーフ”

モチーフであって、実際のB787のエンジンは大気圏内でしか使えません。JTシリーズはモチーフにしただけなのです。新しい形状ということで、陸地・宇宙問わずいろいろなものに使ってもらえればと思います。本当にジェットエンジンだとすると、インテークがないですしね。飽くまでノズルの一種です。


ジェットエンジンは宇宙では変か?

現実的に考えると無理ですが、SF設定ならいろいろあります。
宇宙では空気がないため、この空気を燃焼に利用するジェットエンジンでは運用ができないのですが、一概に間違いとも言えないです、空気じゃなければ。現在を舞台に考えると不都合も出てきますが、未来ですからね、架空ですからね、SFですからね。そんなものに縛られない辺りが楽しいのに。

ちなみにSF小説などではラムジェットエンジン(ジェットエンジンの一種)や、実現可能かは置いておいてニュートリノを先端から集めて、宇宙で自給自足するエンジンや、別の宇宙に漂う粒子を集めて推進材として利用するものが登場する作品もあります。もちろん空気に変わる「燃焼する機体」を積み込んでいくものも。

だから一概にSF世界においては「使えない」ともいえないわけです。そもそも未来や架空の世界のことはわかりませんから。

ジェットエンジンとは

ジェットエンジンについて詳しい方は読み飛ばして欲しいのですが、インテーク側にコーン型のインテークが1つ。そしてコンプレッサーとタービン(このあたりは車のターボエンジンと似ていますが)、で、効率よく排気するためのスパイクノズル。GEnxエンジンではこのスパイクが特徴的で、かなり後方に飛び出ています。787の写真にありますが、周りの波型にカットされたのは防音のためです。

via wikipedia
ジェットエンジンはもともと第二次大戦時に高高度での高速航行を目的に開発され、戦後それが米国に渡って旅客機などにも利用され、戦闘機などもスラスター形状はいろいろありますが、ジェットエンジンが搭載されています。車のターボエンジンも似ていますよね。排気でタービンを回して、更に空気をエンジンに取り込んで。効率が良いというのが両者の特徴です。
対局にあるのがロケットエンジンですね。燃焼剤を積み込んでそれを燃焼させて推進力を得るものです。

↓塗装例です。