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ゼッケンデカールの使い方

ゼッケンデカールの使い方

白丸に数字が書いてある往年のF1カーや、レーシングカーに見られるゼッケンを再現するためのデカールです。白丸と、数字は別売になっていますのでご注意下さい。このゼッケンデカールはCFデカールにSIJデカールを重ねて使います。

左がゼッケン用ノスタルジックナンバーデカール
右がゼッケン用白丸スーパーホワイトCFデカール11です。

白丸の方は、柄よりちょっと大きめにハサミで切り出します。白丸の直径ごとに合わせた数字が用意してありますので、次に好きな数字も切り出します。
こちらは、一旦ちょっと大きめにハサミで切り出した後に
ぎりぎりまでハサミで切り詰めます。この数字デカールには一般の水転写式デカールにおける、カット(クリアニスコート)がしてありませんので、なるべく印刷箇所ギリギリまで切ったほうが仕上がりが綺麗です。また二桁の文字にしたい場合は、更に切り詰めたほうが仕上がりが綺麗になります。


クッキーか何かのフタを使っていますが、お皿にティッシュ(または布)を乗せて水で濡らします。その上に先ほど切り出したデカール(まずは白丸)を置いて、ノリが溶けるのを待ちます。

白丸デカールの方はカットが入っています。周囲の透明層をピンセットで取り除きます。

白丸はほぼ透明余白がないようにカットを入れてあります。これで貼る準備OK。

今回貼り付けるのはホームセンターにあったミニチュアのコンテナです。いつもは単三電池を入れてあります。
消毒用エタノール(薬局で買える)で表面を綺麗にします。脱脂と汚れを取るためです。塗装の種類によっては溶けてしまうこともあるため、気をつけて下さい。模型用ラッカー塗料であれば溶けたことはありませんが、目立たない場所でテストをしてください。
GSIクレオス「マークセッター」を貼り付ける面に塗布しました。青瓶のセッターのほうです。
貼付け面が水性塗料の場合は、デカール用液剤に注意が必要です。塗装面を溶かすものが有ります。

まず白丸を貼りました。ここで力いっぱい水分を追い出すと、水糊も全部はみ出してしまい、デカール浮きのトラブルになります。ある程度放置してから優しく空気や水を筆で追い出します。
次に数字の方を貼ります。デカールに慣れていない方は白丸を貼って、半日くらい経ってから数字を貼ったほうがいいかも。位置合わせの時にズレにくいです。
台紙からマークをスライドさせて白丸に乗せます。今回は真ん中に。
透明部の段差が目立たないようにするには、先ほどのマークセッターを少し塗って、ガイアノーツ「フィニッシュマスター」などでフチを叩いて馴染ませます。
乾かしたら完成。クリアコートして剥がれないように保護したほうがいいのですが、このボックスがPP製なので今回はこのまま放置します。クリアコーティングする場合は、GSIクレオス「スーパークリアIII」がオススメです。CFデカールは頑丈ですが、SIJデカールの印字面が溶剤系インクのため、乾燥時にクリア後と割れる可能性があります。


35メカトロウィーゴ(私物)への貼り付け例。ノスタルジックなゼッケンデカールナンバーについては「ウィーゴ」を作られたモデリズムの小林和史さんよりリクエストを頂きました。ありがとうございました。