ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

2017年12月中旬発売予定「サンディングチップ70」

粒度印刷済みPET板貼り付け紙ヤスリ

PET板に紙ヤスリを貼り付けたヤスリがけ用のツール。

模型歴の長いモデラーであれば自分でプラ板などに貼り付けて、細かなヤスリがけ用の板ヤスリを自作するのがセオリーですが、この商品はあらかじめ板に貼り付けてあり、袋から出すだけですぐに作業に取りかかることができ、ビギナー向け商品として最適です。

PET板には番手(粒度)を細かく印刷済みで、ハサミで細かく切って使うときにも番手がわからなくなることがありません。サンディングチップ70は厚みが約0.7mm。奥まったパーツの平面ヤスリがけや、金属ヤスリでは力を入れすぎてしまう場所のヤスリがけに役立ちます。水研ぎ対応。

サイズ 56mm x 114mm 日本製


補足

プラモデルの新たな同好を増やすために
プラモデルに興味を持った友人に「ヤスリがけ→塗装」まで説明する時に、個人的にネックになっていたのが細かい部分のヤスリがけの方法です。

「プラ板に紙ヤスリを貼り付けてそれをハサミで切って、裏に番手を書いておいて。細かいところはヤスリがけするといいよ!」というのは、ある程度慣れてきた方向けで、めんどくさがられます。

なので、細かいところはこの「サンディングチップ」をハサミで切ってやってねというのが、やりたかったわけです。
コストパフォーマンスよりも、まずは手軽に始められる道具が大事。

番手がわからない
できればすべての紙やすりがそうあって欲しいのですが、切ると番手(粒度)がわからないので全面に番手を印刷しました。おそらく元の紙ヤスリ自体がプラモデルで使うほど細かく切ることは想定されていないせいなんだと思います。この「チップ」では工具箱の中でもパッと見てわかる大きな番手と、小さな番手をくまなく印刷しています。細かな番手の方は試験を何度かしまして、15度傾けた印字が小さく切った時に番手を見失わない一番良い傾きでした。
また指でこすっているうちに印字が禿げないように強固なコーティングもしています。


写真で説明

使い方の説明には初期試作品を使用しています。仕様が異なる部分がございます。あらかじめご了承ください。

構造は単純です。紙ヤスリと粒度印刷済みPET板(しなりがちょうどよいのを選びました)。細かい所のヤスリがけ用です。

このサイズまで小さくしても番手がわからなくなりません。

写真のピンセットは試作品。DCピンセットというのを製造中です。生産目処が立ち次第ご案内予定です。このピンセットは「サンディングチップ」にも使えますが、よっぽど深いスリットを工作したい時以外あまり役立ちません。それよりもスポンジヤスリ用を想定しています。実用新案3213120号。

製品名/型番/JANコード/定価(税別)

サンディングチップ70 #320(1枚入)
SDC70-0320
4573211372939
240円

サンディングチップ70 #400(1枚入)
SDC70-0400
4573211372946
240円

サンディングチップ70 #600(1枚入)
SDC70-0600
4573211372953
240円

サンディングチップ70 #800(1枚入)
SDC70-0800
4573211372960
240円

サンディングチップ70 #1000(1枚入)
SDC70-1000
4573211372977
240円