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2021年9月中旬発売「RB03 コーションデカールスタート 2スケール各3色から」

「精緻」がテーマのコーションデカール
細かな印刷が精密感を引き出す!

メカモデル向けの水転写式汎用コーションデカール。装飾を削ぎ落としたスタンダードなデザインが中心です(装飾ありのアクセント的なデザインは「RB02」に収録されています)。ある程度の可読性を確保していますので、文字解説を参考に貼る場所を選定してください。

基本色1色のみを使用する「ワンカラー」シリーズは、スッキリとしたイメージ作りに最適。光沢仕上げの時に、クリアコート層の濁りが目立ちにくい「研ぎ出し対応」のグロスデカールです。デカールが薄くて小さいため、扱いにくい場合は筆を使用して下さい。水を含ませた面相筆を使ってデカールをスライドさせ、水分を吸い取る時も筆を使うと扱いやすくなります。

画像一式

基本データ

サイズ

記載に間違いがありましたので訂正いたします。2021/7/6追記

1/144約110×156mm
1/100約110×235mm

解説図

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余録

RB01コーションデカールは2015年に発売開始しました。それより前にもコーションデカールは発売していまして、NCシリーズ(01,03,04,05,06,07がありました)で現在とは違うコンセプトでした。2007年くらいの話です。RBシリーズになって3作目ですが実質9作目になります。NCシリーズからコンセプトを一新したシリーズは、再生Re-Birthの頭文字「RB」を冠して始まり、01は基本形、02はアクセント系とリリースしまして、今回の03では基本形に戻っています。

トライアンドエラー

RB01-02をデザインした当時と今で一番違うことは、試験環境が大きく良くなりました。本番の印刷に近いデカールが会社の機械(ハイキュープリント部門)で刷れることで何十回もトライアンドエラーが短時間で可能になりました(それでも実地試験は4ヶ月はかかります)。研究と設備投資の効果が、やっと出てきています。RB01開発時はまだ自社開発品用紙が完成していなかったため、少しだけ解像感が違います。

宣伝文句に困りまして

基本的な検証を重視した結果、宣伝文句に困っています。貼って剥がしての繰り返しのほか、宇宙や素粒子研究関係の設備資料を参考にしたり、精緻に見える太さの実験や、縦横比などを研究したりもしました。ですが、01-02と比べて「何かが劇的に変わったわけではない」のでわかりやすい宣伝文句にはできず、PRに困りました。新しいところがなく、01-02と違うのは柄だけ。なのでユーザーの写真が頼りです。貼ったユーザーの写真を見て興味を持ってもらえたら、ひとまず1枚買っていただけますと幸いです。精緻な印象に引き立てる名脇役的なデカール。白がおすすめです。