ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

ステンレスシール新柄2種追加です!

SSPE それはステンレス・・・のディテール・・・

SSPE(ステンレスシールbyフォトエッチング)の試作が始まったのは、ツインサークル2用のエッチングパーツを作るよりも前、2012年の夏。

ゲートレスエッチングパーツが模型用にちょうど出始めた頃でした。作り始めたのはゲートレスだけではなく、粘着層のついたシールタイプで、レーザー加工のメタルシールではなく角のエッジがちゃんと立ったもの、そして0.3mmと模型用エッチングパーツでは約3倍となる厚みで、プラパーツの置換に使えるものとして考案したのがSSPE(ステンレスシールbyフォトエッチング)でした。

で、今回2月中旬に発売になったのが、SSPEの4と5。ハーフラウンドと、リング&ダクトです。英語圏の方に誤解されそうなので英字表記はVENTとしております。

特長はパッケージの方にも書いてありますが、

  1. ゲート処理不要。剥がして貼るだけでOKです。
  2. シールタイプなので、エッチングパーツの取扱で難しい接着作業が簡単にできます
  3. 彫りの深いパーツ。0.3mm厚なので、ディテールがくっきり。プラパーツの置換にも使えます

注意する点がひとつ。シールの粘着層が、エナメル系溶剤(油絵の具なども)に弱いので、模型用エナメル系塗料スミ入れをして仕上げる場合には、大量に溶剤が流れ込まないように注意する、もしくは、瞬間接着剤を併用して強度を上げて下さい。粘着層が弱り、貼り付けた部分のエッチングシールが剥がれます。

組み合わせで遊べるSSPE

いずれも塗装例です。切削部品ではないので脱脂は不要ですが、念のためアルコール脱脂+金属用プライマーを塗装すると塗装が強固になります。薄塗装で。

ハーフラウンド+マイナスモールドの組み合わせ。マイナスモールドをただ置くだけでは違和感があったところも、これで簡単にディテールアップできます。
ハーフラウンド+リング&ダクトの組み合わせ。
リング&ダクトのサイズ違いを組み合わせたパターン。
リング&ダクトのサイズ違いを組み合わせたパターン。
SSPEハーフラウンドの方は、左のかまぼこ型のと、右の台形型のサイズ違いが入っています。
SSPEリング&ベントの方は、リングと溝付のベントパーツです。

SSPE 01〜05まで一覧で紹介です。今後も続きます。