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2025年3月中旬発売(再販)「ドット迷彩用マスキングシール(3枚入)」

ドット迷彩塗装用のカット済みマスキングシール

本製品は、迷彩模様の塗装をするためのマスキングシールです。あらかじめ必要な形にカットされているので、手順通りに塗装していくことで迷彩塗装をすることができます。

塗装の手順や、上手く使うポイントを記載した説明書付き。市販塗料を使用した迷彩の塗装例も紹介しています。

ドット迷彩は、ピクセル迷彩、デジタル迷彩とも呼ばれ、細かな四角の集合体からなる迷彩模様です。スケール指定はありません。図かパッケージカードの模様を参考に塗装したい対象物の大きさに合わせて選択してください。大きな面積を塗装したい場合は、Lサイズなど大きなサイズのものが適しています。

丸型メカには不向き

ドット迷彩模様は丸型のメカには不向きです。曲面、球面に貼る場合は模様の連なりが破綻しやすいため、クラウド迷彩やほかの迷彩模様がオススメです。

画像一式

基本情報

  • Sサイズ 約100×160mm 3枚入
  • Mサイズ 約144×230mm 3枚入
  • Lサイズ 約169×270mm 3枚入
  • 生産国/日本製
  • 旧ラインナップと、新製品の違いは使用素材の違いです。旧製品は紙基材の汎用品でしたが、塩ビ素材に変更しました。若干ですが曲面にも追従して使いやすくなっています。
品名JANコード品番希望小売価格
税別
ドット迷彩用マスキングシールS(3枚入)4573211379433DCMS2-S650
ドット迷彩用マスキングシールM(3枚入)4573211379426DCMS2-M850
ドット迷彩用マスキングシールL(3枚入)4573211379419DCMS2-L1050

使用手順と補足

※使用例はいずれもガイアカラーを使用しています
※事前の色確認が大事です。定番の色を選ぶか、スプーンやプラ板の切れ端などでテスト塗装をしましょう

グレー3色 瓶の色のまま

ニュートラルグレー2を全面に塗装します。半光沢塗料ですが、ツヤが落ちすぎないように注意します。

マスキングします。対象物の一辺に対して45度傾けるのが定石です。各々の間隔を広く取ります。浮きがないようによく押さえつけます。

2色目のニュートラルグレー3塗装。

マスキングします。重ねた部分に隙間ができないように注意します。貼り付ける所作のコツは動画で紹介しています。

ニュートラルグレー4で全体を塗装します。

マスキングを剥がせば完成です。

デカールを貼りたい場合

色の境目をまたいでデカールを貼りたい場合は、物理的な塗料の段差をなだらかにする必要があります。クリアを塗装してコンパウンドなどで表面をなだらかする工程をクリア消してから貼り付けます。

サンド系の塗装例

①ライトブライトレッド
②ブライトレッド
③ダークブライトレッド


グリーン3色 明度調整した例 ライトグリーンを基準

塗料を3濃度用意します。瓶の色のまま使うより明度差を緩やかにできます。

①ライトグリーン[50%]:ニュートラルグレー1[50%]
②ライトグリーン
③ライトグリーン[70%]ニュートラルグレー5[30%]

一色使いたい色を決めて、それより明るい色と暗い色をグレーを使って作っておきます。

①の明るいライトグリーンを全面に塗装します。半光沢塗料ですが、ツヤが落ちすぎないように注意します。

マスキングします。対象物の一辺に対して45度傾けるのが定石です。各々の間隔を広く取ります。浮きがないようによく押さえつけます。

2色目の②のライトグリーンを塗装。

マスキングします。重ねた部分に隙間ができないように注意します。貼り付ける所作のコツは動画で紹介しています。

③の暗いライトグリーンで全体を塗装します。

マスキングを剥がせば完成です。

デカールを貼りたい場合

色の境目をまたいでデカールを貼りたい場合は、物理的な塗料の段差をなだらかにする必要があります。クリアを塗装してコンパウンドなどで表面をなだらかする工程をクリア消してから貼り付けます。

ブライトレッドを基準にした塗装例

①ブライトレッド[50%]:ニュートラルグレー1[50%]
②ブライトレッド
③ブライトレッド[70%]ニュートラルグレー5[30%]


使用例+デカール

色の境界には物理的にできた段差があります。色をまたがってデカールを貼りたい場合は、表面をなだらかにする作業を推奨します。クリアを塗装→コンパウンドで慣らす作業を繰り返してから貼り付けると段差の影響を緩和できます。

塗装例①

使用例ではMサイズを使用しています。

塗装例②

旧ラインナップのときのエントリーにも塗装例が載っています。