EZガンマズルは、模型用のディテールアップパーツ。真鍮を旋盤加工後、ニッケルメッキが施してあります。
俗に言う「バルカン」の交換や、銃火器(主に小型手持ち武器)の先端を交換、ワイヤーやシャフトの受け口として使用されるパーツです。
「EZ」はEASYの意味。取り付けピンを設けたことで、従来品より取り付けがしやすくなっています。
2022年11月中旬に直径2.5mm、3.0mmの追加サイズが発売されることで、組み合わせられるサイズが増えました。
使い方も合わせて紹介します。
※生産時期によりピンの直径が異なります。付属パッケージカードのサイズを見るか、採寸して使用してください
既発売のEZガンマズルシリーズはこちら
直径1.3mm、1.5mmを利用される方が多いです。使用したい場所のサイズを測って選んでください。
追加サイズは2.5mm、3.0mmの2サイズ2形状で14製品に拡充されます
使い方(1) ピン径と同じサイズの穴をあける
取り付けたい場所に、ピンの直径と同じサイズの穴を開けて埋め込んで使います。ピンのおかげで、あけた穴のフチが見えないのが特徴です。開けた穴が最大外径をオーバーしなければ角度や位置の微調整が可能です。
下の画像は、EZG-RS20の例。
奥)EZG-RS20のピンの直径は1.4mmなので、1.4mm〜1.5mmのドリル刃で穴を開けます。
中)穴にハイグレード模型用セメダインを少量塗って、
前)接着して完成です。
利点は、穴を隠せるので見映えがいいこと。工作の難易度が下がること。
欠点は、奥行き感がないこと。構造的には(2)が正しい場合が多いです。
ハイグレード模型用セメダインを推奨するのは、経年による黄変が極めて少ないためです。はみ出して見えない場所や、強度が必要な場所では2液のエポキシクリア接着剤が適切な場面もありますが、硬化剤による経年の黄変が少なからずあり、製品によっては1年程度でも黄色くなって目立ちます。エポキシクリア接着剤を使う場合は、黄変しても目立たない場所に使うか、はみ出さないように使うのが重要です。
使い方(2) 外径と同じサイズの穴をあける
外径と同じ大きさの穴を開けて埋める方法です。
利点は。接着時に飛び出し具合を調整可能なこと。奥行き感が出ること。
欠点は、正確に穴を開けないと工作の粗が目立ってしまうこと。
実際に使用する場所では、下図の赤部分のように周囲に突起があり、接着部を隠してくれる場合が多いので(1)と(2)の両方の使い方ができます。
二重にできる組み合わせ
もともと二重化を目的にした形状ではないため、位置次第で不格好になりますのでご注意ください。メッキ厚や塗装の影響で、うまく入らないことがあります。外側パーツの穴を少し削るなどの加工が必要です。外は有彩色に塗装、中は無塗装で使用するほうが無難です。
二重化できる組み合わせは4種
一番左
外 EZガンマズル レギュラー S1.5mm 商品コード: EZG-RS15
中 EZガンマズル ショート S1.0mm 商品コード: EZG-SS10
※中のパーツを奥まで押し込んだ状態
左から二番目
外 EZガンマズル レギュラー S2.0mm 商品コード: EZG-RS20
中 EZガンマズル ショート S1.3mm 商品コード: EZG-SS13
※中のパーツを奥まで押し込んだ状態
右から二番目
外 EZガンマズル レギュラー S3.0mm 商品コード: EZG-RS30
中 EZガンマズル レギュラー S2.0mm 商品コード: EZG-RS20
※中のパーツを奥まで押し込んだ状態
一番右
外 EZガンマズル レギュラー S3.0mm 商品コード: EZG-RS30
中 EZガンマズル ショート S2.0mm 商品コード: EZG-SS20
※中のパーツを途中で接着した状態