Google Chromeで既知の問題として知られていますが、解決法が不明だった「チカチカする」問題。一旦解決しましたので備忘録として残しておきます。
これは2013年の記事で昔のOSでの紹介ですが、Catelinaでも有効でした(この記事は以前発見できなかった)。
Windows10での発生と解決策は多く公開されているのですが、MacOSXでの解決策が調べても埋もれてしまって見つかりにくかったため、Mac版だけの紹介をします。ちなみにWindows10の方では発生したことがないです。
チカチカとは
Google Chromeが立ち上がっている状態で、画面全体が不規則に明滅する。ファミコンがバグったみたいな画面と正常な画面が交互に明滅します。違うアプリケーションを一緒に立ち上げて、そのアプリケーションがメインにいる状態でも、そのアプリケーションごとチカチカすることがある。モニターの不具合や、グラフィックボードの故障、熱暴走などの諸症状が出るときと大変良く似ているためモニターを買い替えたり、ハードウェアチェックに出したこともありますが、原因不明でした。Chromeのシークレットモードでも発現するため、追加した機能拡張系アプリが原因でもないようです。
環境
- MacOSX Catalina 10.15.4
- Chrome 81.0.4044.113(Official Build) (64 ビット)
Mojaveのときから発生していたので、OSとChromeに依るものではなさそうです。
原因判明
ユーザーデータの破損でした。ちなみに発現時の容量は150MB。ユーザーデータの場所はここ。クリーンインストールして1ヶ月位で発生したので、使用頻度が高い場合はもっと早く起こるのかもしれない。
/Users(ユーザー)/ユーザー名/Library(ライブラリ)/Application Support/Google/Chrome/
解決法
ユーザーデータの削除
Googleアカウントで同期設定必須。ユーザーデータを削除しても、パスワードやブックマークなどは、同期設定をしておけばネット環境下であれば4−5分で復元できます。
ライブラリフォルダ自体は、不可視フォルダなので、⌘+⌥を押しながらFinderの移動メニューからライブラリに移動できます。で、フォルダ「Chrome」のフォルダごと削除。Chromeの再起動時にこのフォルダは再度作られます。
関係なかった解決法と問題
- Chromeの環境設定にあるハードウェアアクセラレーションのオンオフ
- グラフィックボードの故障疑いで換装
- 熱暴走
- モニターの故障疑いで入れ替え(実際モニターも壊れていた)
- ディスプレイケーブルの換装
- 静電気(超帯電体質のため)
追記
2021/6/24追記。
拡張機能の削除で若干ですが軽減されました。現在の環境は、
- Google Chrome 91.0.4472.114(Official Build)(x86_64)
- Mac OSX Big Sur 11.4
- GPU AMD FirePro D700 6 GB
Google Chrome 拡張機能の画像表示関係(Pinterestなど)を削除。ハードウェアアクセラレーションはオフ。
シークレットモードだと発生しないため、拡張機能が疑わしいため暫定措置です。
再追記 解決か?
2022/2/28
OSは12.2.1。Montereyにアップデートしても発生しておりましたが、解決しました。
発生していたのは、Chromeと一緒にEvernoteのデスクトップ版、Moi3D 4.0。
関係ないと思いますが、電源周波数地域は西日本(60Hz)です。
EIZO純正のDPケーブルにしても発生する。Winでは発生しない。
で、MACOS側のリフレッシュレート設定を30ヘルツにしたら発生しなくなりました。大変不本意ですがこれで終わらせます。