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ヘキサギア「ブイトール」ドット迷彩 工作・塗装編

「ブイトール」ってどんなキット?

数あるヘキサギアシリーズのメカの中でも、人型に(ひとがた)近いモデルです。胸の中にガバナー(パイロット)を搭乗させることができる人型メカですが、中の人を載せなくても(あまり見えない)問題ないため、今回はガバナーなしで作成しました。キットの全高は206mmで、スケールを1:1にすると約4.9mになります。高さは現行のトヨタ「アルファード」を縦に立てた場合とほぼ同じです。

右の塗料は15ml。ガイアカラーの小瓶と同じです。
50mlの大瓶と比較しました。同シリーズでは大型の部類。

2DDステッカーで簡単に完成度アップ

キットのままだと胸に貫通した接続用の穴が開いていたため、これを塞ぐために2DDステッカーを使用しました。

柄は01のストライプ。2DD ステッカー 01 ストライプ S(1枚入)

キットのままでは貫通した穴が開いています。そのまま塗装すると単色で単調になるため、後から黒いステッカーを貼り付けられるように、直径3mmのプラスチック丸棒を差し込んで貼り付け用の端面を作成しました。
実際の作業では、すべて塗装が終わった後に貼り付けます。

無塗装パーツへの貼り付け例。無塗装で仕上げるときにも、色の塗り分け代わりにもなる人気のステッカーです。

股間の穴は塗装のために埋めました

股間のパーツです。塗装する際に六角穴があると塗りにくかったのと見栄え向上のために、穴を埋めました。完全に平坦に仕上げたかったので、後から引けにくいエポキシパテを使用しました。
途中まではデザインナイフなどで削って、最後は紙やすりで平坦に削ります。

刀の後ハメ加工

塗装してあとで接着したい(マスキングが面倒なので)ので、後ハメ加工をしました。刀身は公式ブログに詳細があります。

鞘も同じく塗装後に組み立てられるように工作しています。

鍔はEXブラック下地、スターブライトゴールドで塗装。

刀の柄の塗装

鞘の白い模様はある程度マスキングして、タミヤ「エナメル塗料ホワイト」をエアブラシ塗装。乾燥後に溶剤を軽く含ませた綿棒で拭き取りしました。塗装端面の仕上がりは、水性塗料を拭き取る方法よりも、エナメル塗料を溶剤で拭き取るほうが色のラインが綺麗になることが多いです。

HDプラズマキャノンの後ハメ加工

黄色く塗った場所を削り取ると、スライドして嵌められるようにできます。
塗装後に嵌め込んで接着固定します。

ドット迷彩塗装

※下記の例では省いていますが、間にクリアを(薄くでもある方が良い)吹いておくと、コンパウンドを使ったはみ出しの修正が楽にできます。

サイズMを使用

配色は説明書にある

①パープルヴァイオレット
②ニュートラルグレー2
③ニュートラルグレー3

パープルヴァイオレットの塗装の下地には、薄いグレーを塗装しています。1色目のパープルヴァイオレットを塗装後に、小さい柄でマスキングします。

2色目のニュートラルグレー2を塗装後に、中サイズの柄を小サイズの柄をまたぐようにマスキングします。

3色目のニュートラルグレー3を全体に塗装します。

完全乾燥前に剥がせば完成です。

頬当てはガンメタリックで塗装しています。

あとは繰り返しです

柄のバランスが大事なので途中で組み付けたり外したり、確認しながら進めていきます。

色選び

フレームが一色のみだとさみしいので、金属色のアクセントを塗装します。左の写真は検討している途中です。
ハイキューカラーチップ メタリックカラー用(70枚1セット入)に塗装しておいた赤みのある金色を比較しています。選んだのは、黒下地のパールカッパーです。

ブイトールの目

ミラージュグリーンシールを貼り付けます。貼り付け対象は脱脂してきれいな状態にしておきます。対象物より少し大きめにカットして貼り付けます。

余分なはみ出しは新品のデザインナイフ刃でカットします。

クリアパーツを挟み込む構造の場合、周囲のパーツで端面が隠れるため、多少はカット処理が汚くても見えなくなることが多いです。

次回は完成編です。

使用キット

ヘキサギア
ブイトール

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