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マルットイズ「NOSERU」 ナナホシテントウカラー

マルットイズ プラモデルシリーズの新キット「NOSERU」をナナホシテントウムシカラーに塗装しました。5月に発売になる円形マスキングシールの3L・4Lの試作品を使用して、特徴的な丸い7つの丸模様を塗装しています。

外装のパーツは光沢がある質感で、無塗装でも十分に見栄えがします。外装は塗装しなくても見栄えがしますので机上の置物としてもオススメです。

分解塗装のために嵌合を緩く加工したときに起きるトラブルですが、外装を組み付けるときにフレームの支えが外れてしまうこことがありました。フレームが強固でないと外装を支えられない部品が多いので、嵌合を緩くした場合は接着を推奨です。また、外装のクリア層を厚くした場合にフレームと緩衝する部分(特に前後左右の小判型クリアパーツ)がありますので、削って調整が重要です。

基本工作

頭のちょんまげは、クリアパーツを後ハメできる加工をしました。

説明書ではクリアパーツを挟み込んで固定する方式ですが、塗装した後にはめ込みたいので、クリアパーツの真ん中の板状部分を切り取って、塗装後に差し込めるようにしています。

差込部が塗装後には塗料で狭く固くなるため、少し緩めに抜き差しできるようにしておきます。調整が不十分だと、合わせ目に力がかかって割れてしまうため、重要なポイントです。

抜き差しが軽くできる緩めの状態のほうがあとで割れるトラブルを避けられます。

合わせ目消し

接着剤でくっつけた後に、瓶入りサーフェーサーを塗布。その後にヤスリがけをして隙間を埋めています。

ただし、埋める隙間が広い場合は、塗装後で表面が引けることがあるので、低粘度瞬間接着剤で埋める方が良いです。

予定図

色変え&模様のためにラフ画とwikipediaのテントウムシのページにあった写真を作業場に貼っておきました。以下の写真では、ブライトレッドに塗装した後にマスキングをしています。

左右対称に貼るために、細切りのマスキングテープがガイドになるように貼って位置決めします。
最初に丸いマスキングシール(後で剥がす)を貼ってからバランスを見ます。丸模様には直径8.8mm(3Lに入っています)を使いました。
実際の塗装には枠側のマスキングシールを使います。周囲もマスキングした後に、黒を塗装してマスキングシールを剥がすと下の写真の状態です。

頭と背中

頭と背中のパーツもナナホシテントウムシをイメージさせるようにパターンを決めました。

頭には直径2mmと8mm。背中の白丸は直径4mm、黒は直径8mmで、下の丸2つは直径8.8mmです。

前後ライトは説明書通りに塗装

円形マスキングシール直径6.8mm(外)と3.6mm(中)でマスキング。エナメル塗料のホワイトをエアブラシで塗装し、はみ出しは同溶剤で拭き取りました。

試作品

試作の穴埋め用のストライプシール直径3mm。色彩遠近法を使っていますが、細かすぎるのであまり奥行きの効果が出ないようです。サイズがぴったり合えば良い穴埋めに使えそうです。

使用塗料

外装
[G]ブライトレッド
[G]EXブラック
[G]EXホワイト

フレーム
[G]ニュートラルグレー5

ライト
[T]エナメル塗料 ホワイト

シート
[G]フラットブラック

タイヤ
[G]ラバーブラック

[G] = ガイアノーツ
[T] = タミヤ

完成画像

ナナホシテントウムシに合わせて、草むらの写真を印刷してアクリル台座を作りました。側面のデカールは今回のために作ったもので「Ladybugs」と書いてあります。

「ショッピングモールの案内ロボット」をイメージしました。

使用キット

コトブキヤ マルットイズ プラモデルシリーズ
NOSERU


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