コトブキヤ製の「なっちん」は今回で6体目です。塗装してもよし、塗装せずにガチャガチャ遊ぶにも良しの良いキットです。説明書通りに組み立て&塗装するのであれば難しいところはないです。
今回はなっちん「E」と題して、大型レドームを装備した早期警戒「陸上」機を作ります。
・3Dプリンターで追加パーツレドームとスリッパを使る
・ルミドーム2蛍光ピンクを使う
・デカールの試作テスト
の3つを目的に定めました。
3Dプリンターで追加パーツ作り
3D造形には、Fusionを使いました。以前はこのソフトウェアはFusion360と呼ばれていましたが、名前がFusionに変わっています。Fusionは教本も多数出ていて学習しやすく、基本操作はこの教本がわかりやすく体系的にまとめてあります。2人居る著者のうちの一人の動画コンテンツでも詳しく操作方法が解説されています。
今回はフォーム(Form)という機能を主に使って作っていますが、3DCADというより粘土細工に近い造形方法です。粘土系の造形をしながら、更にソリッドモデリングとデータをソフトウェア内で行き来できるので、寸法が重要な「ドームをはめる穴」や、「足とスリッパの嵌合」の調整などは、組み合わせで形を作れるのでFusionの利点が生きています。

コーションデカールのテスト
2025年後半以降に発売を予定しているコーションデカールの新シリーズ「AMP」デカールのテストも兼ねています。ただし、なっちんには小さすぎるので、1/100用を想定した拡大したものを使っています。試作品ですので今後収録されない柄もあります。また、細部が変わる可能性もありますのであらかじめご了承ください。
マークの練習
塗装
あまり使ったことがない色で塗装したかったので、ガイアノーツのダグラムカラーを用意しました。
アイアンブルーがベースカラー、
グレーグリーンがメイン、
ライトグレーグリーンはアクセントとして細部にある丸い突起などに塗装します。
この3色を70:25:5くらいの比率で使用。あとはバランスを邪魔しない無彩色のグレーや白で塗装します。
肩のシールド裏の塗り分け
狭いところが多いので塗り分けが大変ですが、塗り分けると見栄えが増すところです。カット用のパスデータを作ってカッティングプロッターでマスキングシートを切り出して塗装しました。
細部塗装

次回は完成編です。
使用キット
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