スジボリを追加したパーツの塗り分け
ディテールアップ編でスジ彫りを追加したスクリューのパーツを塗装し、マスキングを剥がしたのが次の画像です。
スクリューの羽根をEXホワイト、外枠をガンメタリックで塗装しました。
見ての通り、色の境目の部分が荒れています。奥まっていて塗装しにくい部分なので画像の様になりがちですが、ここで工作編で彫っておいたスジ彫りが役立ちます。

スジ彫り部分に、スミ入れ塗料ブラックを流し込んだのが、次の画像です。
色の境目がくっきりと分かれて、スクリュー部分と外周部分が別パーツでできているかのような仕上がりになりました。
色の境目には、スジ彫りをする。が綺麗な塗り分けの基本です。

同様にスジボリを彫っておいたダクト部分も塗り分け、スミ入れしました。
スミ入れ部分がわかりやすいように、ブラウン系のスミ入れをしています。ダクト部分と同系色(ジャーマングレー)でスミ入れすれば、綺麗に塗り分けできているように見えます。

装甲の裏側を塗装
装甲の裏側が露出するような部分は、マスキングして暗色で塗装すると完成時に影となり、引き締まって見えます。

エナメル塗料を使えば、塗料がはみ出しても、同溶剤+フィニッシュマスターで拭き取ることができるので、おススメです。

円形マスキングシールの活用
ウッドペッカーの中の人、アーリーガバナーの専用頭部のセンサーを塗装します。

センサー部分を覆うように円形マスキングシールS(左右が1.0mm、中央が1.2mm)を貼り、ニュートラルグレー4を塗装しました。

マスキングを剥がしたら完成です。

他にも、ガバナーの太もものパーツのように、角が丸い部分を塗り分けたいときなどにも重宝します。
角丸に円形マスキングシールSからサイズが合いそうなものをチョイスして貼り…(下に続きます)

細切りしたマスキングテープで辺を埋めます。
この後、内側をマスキングして塗装します。

マスキングを剥がしたら完成です。
角の部分がスムーズなラインで塗り分けることができました。

メタルパーツの塗装
樹脂パーツから、STDスラスターノーマル14mmに置換したスラスターを塗装しました。
メタルパーツは樹脂パーツでは再現が難しい薄さ、エッジの鋭さが特徴です。反面、樹脂パーツと比べると擦れた際などに塗膜がはがれやすいので注意が必要です。
塗装する際はメタルプライマー(ガイアマルチプライマーなど)を吹いてから塗装すると塗膜がはがれにくくなります。
塗装したスラスターを取り付けてみました。チラ見えする部分や背面などにアクセント的に使用することでキットの完成度が格段にアップします。



迷彩塗装したパーツにデカールを貼る
迷彩塗装は何層も塗装を重ねるので、表面には必ず段差ができます。
デカールを貼る際は、先にクリアーを吹き付けて、迷彩塗装の段差をなるべくなだらかにしてから作業しましょう。
この作業を怠ると、迷彩塗装の塗り分けラインに沿って、デカールがシルバリングしてしまい、完成時の美観を大きく損ないます。
下の画像は肩の装甲にクリアを吹いてから、ナンバーデカールを貼った例。
数字の8の部分に段差が浮いているのがわかります。
幸いシルバリングしておらず、段差もクリアーである程度なだらかになっているので、これくらいならば仕上げのつや消しクリアーで見えなくなります。

細部塗装編は以上です。次回は完成編です。
使用キット
ヘキサギア
・飛行ユニット ウッドペッカー
・ブースターパック002
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