ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

1/20 ラリーウィーゴ その3「ラリー加工編」

ラリー仕様にディテールアップ

今回のウィーゴはラリー仕様をイメージということで、ウィーゴと同じハセガワ社の「ダットサン フェアレディ 240Z 1971 サファリラリー ウィナー」(以降240Z)のキットから、デカールやラリー仕様パーツを拝借してウィーゴに組み込みます。

タイヤを付けてしまおう。

早速ですが、車っぽさを強調するならタイヤでしょ!ということで四肢にタイヤを付けます。

この時点では1/24キットのホイールだと大きすぎたので、1/32の痛車キット(昔買った けいおん!の痛車 RX-7 FC3S)から拝借したものを使いました。

「コンドノ ウィーゴハ タイヤツキ」
ウィーゴにもともとついている円形のドーム型パーツの真ん中に穴を開けて差し込んで接着しました。
ほかの1/32のタイヤもつけて試しましたが、けいおん!痛車FC3Sのが厚みも今回のテーマにばっちり合いました!

カーモデルのタイヤのパーティングラインについて、最新のキットでは改善が進んでいる箇所ですが、センターにゲートとラインがある構造のものが多いです。一般的なカーモデルであれば組んでしまえば目立たなくなる箇所なのですが、今回はタイヤがむき出しなので目立たないように処理します。

ゲートをギリギリまでカットして、おおまかにヤスリ掛けした状態

今回は別用途で購入してあった、ユタカメイクの液体ゴムブラックを塗って表面をコーティングし、ゲートとパーティングラインを隠せるかのテストです。

塗った直後は緑色です。乾くと黒くなります。

液体ゴムが乾燥した後に、つやを消すために軽くつや消しクリアーを吹きます。乾燥したそのままの状態では粘着性があり、滑り止め用途に使われます。

ヤスリ掛けが甘かったためパーティングラインが浮きましたが、ゲートはほぼ目立たなくなりました。

塗り付けた液体ゴムは乾燥するとかなり痩せます。タイヤの表面に少しでも段差が残っていると乾燥後に浮きあがって見えますので、下地処理はしっかりと。ヤスリをかけて表面を平らにしておけばもっと綺麗にできそうです。

テストとしては十分。今回はこれで完成です。

灯火類をラリー仕様に変更

240Zのキットから、増設用のライトパーツをウィーゴのヘッドライトパーツにそのまま被せました。バイザーのディテールがまつ毛のようで、目力アップ! 仕上げ段階で接着します。

サファリラリー使用の240Zと同じく左側にライトを増設

ヘッドライトにはちゃんとガラス部分を再現するためのクリアパーツが付いているのですが、実際に組み立てると少し味気なかったので、汎用のレンズカットのあるクリアパーツに交換しました。一気に雰囲気が変わりますので、旧車系キッにおすすめ商品です!

左が汎用レンズカットパーツ、右がキット付属のクリアパーツ。実車に忠実にすると右側が正解と思われます。

サイドインテークの加工

お腹の左右にあるインテークっぽい部分のメッシュディテールは、ドリルとナイフ、やすりを使い、くりぬきます。

ドリルで大まかに穴を開けて、ナイフでカット。やすりで仕上げます。

くりぬいた部分には240Zキットについていたメッシュパーツを貼り付けます。
加工には少々手間がかかりますが、ディテールアップに加えて、塗り分けの手間が省けて一石二鳥です。


ラリー加工編はここまでです。次回は塗装編です。


使用キット

メカトロウィーゴ
20 メカトロウィーゴ No.01 “うすみどり”

1:24スケール自動車
ダットサン フェアレディ240Z “1971 サファリラリー ウィナー”


キット協力:ハセガワ