4色ドット迷彩塗装 詳細解説
下準備:サフェーサー
下地処理が終わったパーツ群にサフを吹きました。
ウッドペッカーの装甲パーツは、グレー4色のドット迷彩柄で塗装します。
使用するのは、ガイアノーツの基本色「ニュートラルグレー1~4」そして、弊社の新製品(4月発売予定)ドット柄迷彩マスキングシール(Mサイズ)です。同梱の説明書には3色迷彩が紹介してありますが、2色にも4色にも応用が可能です。
下の画像の中に一つだけある塗装済みのパーツは、以前作ったテストピースです。
迷彩塗装は、ぶっつけ本番で塗装すると、なんだかイメージと違う…という仕上がりになりがちです。
初めにテストピースを作り、使用するカラーとマスキングの密度などをしっかりと予習して、メモなど取っておくのがうまく塗装するコツです。
1色目塗装
サフの上から、1色目、ニュートラルグレー1を塗装しました。この時点では特に注意することもありません。
色の隠蔽力を考慮すると、明るい色から暗い色の順に塗装するほうが、各色が綺麗に発色します。
マスキング1回目
ドット迷彩マスキングシールをパーツに対して45度の角度を意識して貼り付けていきます。
すべてのマスキングシールをパーツの面の中に納まるように貼ってしまうと、仕上がりが不自然になります。それを避けるために、パーツの側面を覆うようにマスキングシールを貼っています。
1色目はハイライトの役割を持つので、全体の10~20%(25%を超えない)ように意識してマスキングするとバランスよく仕上がります。
2色目塗装
2色目、ニュートラルグレー2を塗装しました。
時間が経つとマスキングシールはどんどん浮いて、剥がれてきます。
マスキングが完了したパーツは速やかに塗装するのが、うまく塗装するコツです。
マスキング2回目
1回目で使ったマスキングよりひと回り大きいものを選択し、1回目のマスキング部分を少し覆うように貼ります。
2回目の時点で全体の50%ぐらいが、マスキングシールで隠れるように意識して貼りました。
3色目塗装
3色目、ニュートラルグレー3を塗装しました。
マスキング3回目
4色迷彩の場合、これが最後のマスキングです。
次の工程で塗装するニュートラルグレー4は、シャドーの役割を持つので、全体の10~20%(25%を超えない)ように意識して、マスキングされていない面を残すようにマスキングシールを貼ります。
4色目塗装
4色目、ニュートラルグレー4を塗装しました。
4色目の塗装が終わったら、速やかにマスキングシールを剥がしましょう。
1回目、2回目に貼ったマスキングシールは工程上、すぐに剥がすことはできませんが、マスキングシールは塗料が完全に乾燥する前に剥がしたほうが、塗膜の端の毛羽立ちが抑えられます。
マスキングシールを剥がしきったら、4色迷彩パーツの完成です。
残りのパーツも同じように作業を進めます。
画像は、ニュートラルグレー3の塗装が終わったパーツに3回目のマスキングシールを貼りこんでいる場面。
無事、全パーツ塗装が完了しました。
補足
今回はオーソドックスな4色迷彩パターンを紹介しました。
他にも2色、3色、または5色など、いろいろなパターンが可能です。使うカラーなどにも左右されるので、マスキングの比率など、今回紹介した比率が絶対というわけではありません。
事前のテスト塗装が近道です。是非色々試してみてください。
迷彩塗装編は以上です。次回は細部塗装編です。
使用キット
ヘキサギア
・飛行ユニット ウッドペッカー
・ブースターパック002
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