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ヘキサギア 「ウッドペッカー +ブースターパック002」 その3「迷彩塗装編」

4色ドット迷彩塗装 詳細解説

下準備:サフェーサー

下地処理が終わったパーツ群にサフを吹きました。

ウッドペッカーの装甲パーツは、グレー4色のドット迷彩柄で塗装します。

使用するのは、ガイアノーツの基本色「ニュートラルグレー1~4」そして、弊社の新製品(4月発売予定)ドット柄迷彩マスキングシール(Mサイズ)です。同梱の説明書には3色迷彩が紹介してありますが、2色にも4色にも応用が可能です。

下の画像の中に一つだけある塗装済みのパーツは、以前作ったテストピースです。

迷彩塗装は、ぶっつけ本番で塗装すると、なんだかイメージと違う…という仕上がりになりがちです。

初めにテストピースを作り、使用するカラーとマスキングの密度などをしっかりと予習して、メモなど取っておくのがうまく塗装するコツです。

1色目塗装

サフの上から、1色目、ニュートラルグレー1を塗装しました。この時点では特に注意することもありません。

色の隠蔽力を考慮すると、明るい色から暗い色の順に塗装するほうが、各色が綺麗に発色します。

マスキング1回目

ドット迷彩マスキングシールをパーツに対して45度の角度を意識して貼り付けていきます。

すべてのマスキングシールをパーツの面の中に納まるように貼ってしまうと、仕上がりが不自然になります。それを避けるために、パーツの側面を覆うようにマスキングシールを貼っています。

1色目はハイライトの役割を持つので、全体の10~20%(25%を超えない)ように意識してマスキングするとバランスよく仕上がります。

凹部分に隙間ができないように注意します。

2色目塗装

2色目、ニュートラルグレー2を塗装しました。

時間が経つとマスキングシールはどんどん浮いて、剥がれてきます。
マスキングが完了したパーツは速やかに塗装するのが、うまく塗装するコツです。

マスキング2回目

1回目で使ったマスキングよりひと回り大きいものを選択し、1回目のマスキング部分を少し覆うように貼ります。

2回目の時点で全体の50%ぐらいが、マスキングシールで隠れるように意識して貼りました。

3色目塗装

3色目、ニュートラルグレー3を塗装しました。

マスキング3回目

4色迷彩の場合、これが最後のマスキングです。

次の工程で塗装するニュートラルグレー4は、シャドーの役割を持つので、全体の10~20%(25%を超えない)ように意識して、マスキングされていない面を残すようにマスキングシールを貼ります。

4色目塗装

4色目、ニュートラルグレー4を塗装しました。

4色目の塗装が終わったら、速やかにマスキングシールを剥がしましょう。

1回目、2回目に貼ったマスキングシールは工程上、すぐに剥がすことはできませんが、マスキングシールは塗料が完全に乾燥する前に剥がしたほうが、塗膜の端の毛羽立ちが抑えられます。

マスキングシールを剥がしきったら、4色迷彩パーツの完成です。

残りのパーツも同じように作業を進めます。

画像は、ニュートラルグレー3の塗装が終わったパーツに3回目のマスキングシールを貼りこんでいる場面。

無事、全パーツ塗装が完了しました。

補足

今回はオーソドックスな4色迷彩パターンを紹介しました。

他にも2色、3色、または5色など、いろいろなパターンが可能です。使うカラーなどにも左右されるので、マスキングの比率など、今回紹介した比率が絶対というわけではありません。

事前のテスト塗装が近道です。是非色々試してみてください。


迷彩塗装編は以上です。次回は細部塗装編です。


使用キット

ヘキサギア
飛行ユニット ウッドペッカー
ブースターパック002


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