「メルト柄マスキングシール」のテストでチョコがけ柄に挑戦!
メルト柄マスキングシールはS・Mの2サイズで、2020年内に発売予定です。
試作中の「メルト柄のマスキングシール」を使ってちょこがけ模様のウィーゴを作ります。1パーツだけ塗装してタレ模様のマッチングを確認。スネのパーツにメカトロウィーゴカラー「うすみどり」を塗装後、メルト柄マスキングシールを貼りつけてMr.カラー「マホガニー」を塗装。
狙っていた感じにうまく仕上がりました!
下地処理をします
合わせ目消しは4か所のみ
1/20ウィーゴはパーツの構成がとても良いので、塗装をテストしたい時に大変重宝しています。まずは合わせ目消しの必要なパーツを処理します。接着するのは上腕と太ももの計4パーツだけ。組みやすく、組み上がったあとに存在感があります。ボリュームがあるのに作りやすい!
パーツとパーツをはめ合わせたら、合わせ目にコピー用紙一枚分くらいの隙間を開けておき、そこにプラモデル用接着剤(スチロール樹脂用)を流し込ます。15秒くらい数えたらパーツをぎゅっとはめ込み、隙間に流した接着剤と溶け始めたパーツの樹脂をムニュっとします。いわゆる「ムニュ」法です。近年主流の流し込み接着剤や、瞬間接着剤でつけるのもいいのですが、「ムニュ」方だと成型色のままでもなんとかできます。この4パーツは強度が必要なパーツではないため任意の方法で良い場所です。
接着剤が乾いたら、ムニュしてはみ出した部分をナイフでざっと落とし、ゴッドハンドの神ヤス!#400で表面をならします。さらに#800番で仕上げ磨きをしたら合わせ目消しは完了です。
念のため合わせ目消しをした部分にはサーフェイサーを吹いて、さらに#800~#1000の神ヤス!で磨けば完璧です。
残りはパーティングラインとゲート処理
残りのパーツは、パーティングラインとゲートがあった部分を丁寧にヤスリ掛けするだけです。こちらも神ヤス!の#400、#800を使用しました。
持ち手を付けたら塗装準備完了です。
持ち手のクリップで挟むところがない細かいパーツ(例:ウィーゴの爪先)は、隙間にブルタックを詰めて、ペインティングニードルを挿すだけです。
メルト柄マスキングシールを使って塗装
画像は「うすみどり」を塗装後に、マスキング作業を終えた状態。ここに「マホガニー」をエアブラシで塗装します。
緑色の部分は Mr.マスキングゾル改です。
ウィーゴの曲面にそって綺麗にマスキングをするために、皺になりそうな部分にはナイフでカットを入れました。そのカット痕から塗料が漏れないように塗っています。
メルト柄に限らず、迷彩系のマスキングシールは、貼り付けるパーツの形状をよく眺めて、 色の境目となる部分にはなるべく皺が出ないように丁寧にマスキングすると、仕上がりが綺麗になります。
マスキングを終えたパーツは、なるべく早く塗装します。平面ならあまり問題はないのですが、曲面や角を覆うようにマスキングした箇所は時間の経過でマスキングシールが浮いてしまうことがあります。
浮いた部分から塗料が吹き込んでしまう事故を避けるために、マスキング即塗装がベストです。
マホガニーは乾燥するとウェットの状態より色が濃くなります。よりビターっぽい色になったのでよし!
パーツを合わせてみます。目には、こちらも試作品の円形蓄光シールを使用。
円形蓄光シールは、2020年内に発売予定です。
テールランプにも同様に円形蓄光シールを貼りました。テール部分は底が深いので、果たしてちゃんと光って見えるのだろうか…? テストも兼ねています。
カラースプレーでアイス感マシマシ仕様
アイスの上に乗っている、カラフルな粒々は「カラースプレー」という名称だそうです。(英語圏ではsprinkle、スプリンクル)。食べ物は乗せることができないので、手芸用品として売られている粘土製のカラースプレーを購入しました。仕上げにこれを盛りつけます。クレイと書いてありますが素材不明。溶けてしまうか心配ですが、20日位経った今の所は変質なしです。
一粒づつピンセットでつまみ、「ハイグレード模型用セメダイン」を使ってウィーゴに接着します。
このチョコがけウィーゴが…
こうなる!
工作&塗装編は以上です。次回は完成編です。
使用キット
メカトロウィーゴ
・20 メカトロウィーゴ No.01 “うすみどり”
キット協力:ハセガワ