ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

雪デカール使用例「ゆきうさぎ」

無償配布3Dデータを使って作ってみました

雪デカールを貼るなにか手頃なものを探していまして、3Dデータから3Dプリンターで出力をしたものを塗装して見本を作りました。データはこちらよりダウンロードできます。

配布されているのは「DELMO(デルモ)」というデータ共有サイトで、登録者がデータを利用していろいろ試してみよう?(あってますか?)というサイトです。ちなみにこの「ゆきうさぎ」の作者は小林康之さんという方で、艦これの連装砲ちゃんチャームやB社の一部製品を請け負っていたり、あまり表に名前が出てこない仕事が多いそうですが、模型歴の長い方です。3Dよりおそらくパテの方が長いんじゃないでしょうか、たぶん。

今回は、弊社にあるFORM1を使って出力してみましたが、DMMなどの出力サービスでも利用できる形式でデータ配布されていますので、ご興味のある方はどうぞ。

出力後に400番の紙やすりくらいで磨いて、マルチプライマー>EXホワイトを塗装した状態です。出力方向は記憶になし。向かって左側からだったかな。。
大きさ比較のために、使用したプライマーと一緒に。奥にある透明なのが出力した状態ですが、よく見えませんよね。ワンオフの芯にするには最適です。
耳を塗装して、発売中の「雪デカール」を貼り付けた状態です。うさぎの胴体は3次曲面ですが、上手く馴染んで貼れています。コツは、GSIクレオス社のマークセッターを水で少し薄めてデカールを貼る部分に塗布、デカール貼付け後にある程度密着させたら、同じ液剤を上から塗って放置します。原液のまま塗ったり、塗りすぎると収縮しすぎてコントロール不能に鳴りますので注意が必要です。あとは塗れ筆やフィニッシュマスターなどで密着させて乾燥させます。水性塗料を使う場合は、弊社のデカールフィクサーの方が適します。ただ、ノリでしかありませんので、柔らかく密着させたい場合は、希釈したマークセッターが必須です。

雪デカールについて

左側は、個別の模様が取り出せるようになっていますが、右側は全部がつながった状態です。左は普段使用しているデカールと同じく、個別に貼ればいいのですが、右側は各自で欲しい形状に切り出しが必要です。上の雪うさぎも左と右の組み合わせで貼っています。あまり大きなサイズを切り出したり、切り口が鋭角になるようにカットしていくと破れやすくなるため、丸を意識してカットしていくことがコツです。

完成しました

胴体はマルチプライマー→EXホワイト。耳は、クリアーに純色シアンとイエローを混ぜて塗装。目の塗装は、ピンクは、タミヤエナメルに蛍光顔料ピンクを混ぜて鮮やかなピンクを作りました。ブラック、スカイブルー、ゴールドリーフ(額の紋章)は瓶のままの色です。

台座の上のおそらく岩か切り株かなんですが、そこはタミヤ社のテクスチャーペイント「粉雪ホワイト」を爪楊枝で塗って雪に見える、、、見えるようにしました。