手すり部分を簡単に塗り分け
コトブキヤ「バルクアームα」を使った作例の第4回。
今回は「円形マスキングシール」を使った細部の塗り分け方を紹介。
説明書の完成見本を参考に、胴体のフレームと一体で成形されている手すり状の部分をと同様に塗り分けます。
6時カットで可能性無限大
円柱の周囲をマスキングするには、画像のように外周部分(6時の位置)にナイフで切り込みを入れます。
6時に入れたマスキングシールの切れ込みを利用して、手すりの根本部分を覆うようにマスキングします。
反対側の根本も同様に円形マスキングシールで覆うようにマスキングしたら、あとは外周部分を大まかにマスキングすれば完了です。
この方法ならマスキングが平面状で完結するのでとても簡単です。テープの隙間から塗料がもれて、テープを剥がしたときにガッカリ…という事故の発生率も下げることができます。
塗装が完了したパーツがこちら。今回はフレーム部分も塗装していますが、部分塗装で手すりの箇所だけ塗りたいときなどにも有効な手段です。
6時カットの活用
スネの装甲パーツに生えているパイプ風ディテールも同様に。今回は根元の部分が斜めになっていますが、使い方は変わりません。
塗装してマスキングを剥がして、こちらも完成です。
円柱部分を先に塗装してからマスキング→フレーム部分の塗装という順番がセオリーでした。
しかし細い円柱のパーツをマスキングするのは意外と手間がかかります。マスキングできたと思っても、テープ自体の弾力にテープの粘着力が負けて剥がれてしまい、その隙間から塗料が漏れてしまうなど。
円形マスキングシールを使用するとこれまでのセオリーを破り、簡単で手間のかからない工程で塗装することができます。
これまでのS、Mサイズに加えて、先日新たに「円形マスキングシールL」もラインナップに加わりましたので、一式を持っておくと、いざというときに役立ちます。
ヘキサギア
・バルクアームα(アルパ)
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