07式の「なっちん」と、その旧式06式の「ろく」のパーツを組み合わせて「ななろく」というキットバッシュ機体を作りました。なるべく加工をしない簡単な工作で作ったので、真似していただけると嬉しいです。
別キットのパーツ組み合わせは、「ミキシング」と呼んでいた世代ですが、英語圏ではキットバッシュ(Kit Bash)と呼ばれるようなので、資料用に両方の単語で記載しています。
腕の改造
「なっちんの胴体とろくの肩」は無加工で取り付けられますが、その外側の「ろくの腕になっちんの腕を取り付ける」には加工が必要です。
ろくの肩にある直径3mm穴に軸棒の接着をします(元からある円形カバーを外すと穴が露出します)。
画像のように、ろくの肩の円形パーツの中心にある直径3mm穴に直径3mmのプラ棒を差し込み、軸とろくの肩を接着します。
ろくの肩からなっちんの肩の接続部は、少し干渉する場所があるので、隙間を開けるように内径3mmのスペーサーを作りました。隙間が気にならなければ、スペーサーは不要です。※目立つかどうかは塗装色によって変わります。白だと隙間が目立つかもしれません
ろくの腕があった場所には、同じく直径3mmのプラ棒で接続部を作ってメカサプライ14 ベクタードスラスターAのパーツを取り付けました。塞ぐのが目的なので、ほかの形状パーツでも可能です。
足の後ハメ加工
太もも以下のろくの足パーツは、なっちんの腰に無加工で取り付けできます。(ただし、太ももを大きく動かすとパーツが干渉するので動かさない用途限定です)
塗装簡略化のために後ハメ加工をしました。太ももパーツの後ハメ加工をするには、赤丸で囲った場所を加工します。
加工完了。これで、上側の合わせ目消しをして塗装してから関節パーツを取り付けられます。塗装後に接着をします。
後ハメ加工をしたところは強度が落ちるので、接着を推奨です。タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾を使いました。接着剤を余計に付けてしまうと、塗料を溶かしてしまうトラブルがあるので付けすぎないように注意です。
かかとパーツのパーティングライン
ろくのかかとパーツの処理です。ラインスクライバーの刃の背や、デザインナイフなどの細身の刃で丁寧にカンナがけしてなだらかにします。塗装後に目立つ箇所です。
塗装前に
全体的に見て、あまりヒケが目立たないキットですが、肩のシールドパーツの隅のヒケは塗装後に目立ちます。接続用のピンが裏側にあるので、表面が少し凹んでいます。
該当箇所にラッカーパテを薄く塗布してヤスリがけしました。左の画像は処理後のものです。
最近使用している表面処理用のパテは
ホルツ 補修用パテ 筆ぬりパテ タッチアップパテです。速乾性で20分(室温20〜25度程度)くらいでヤスリがけできるまで固まります。
ただし、車のボディー補修用の製品なので成分が強力です。PS樹脂を溶かすこともあるため塗り過ぎには注意。乾燥前に触るとグズグズになります。
また、付属の刷毛を使うと厚塗りになりすぎるため、爪楊枝などで少量取って塗る程度が良いようです。厚盛りしたい場合は数度に分けて塗ること。
次回は塗装編です。
使用キット
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