ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

ツインサークル2用のエッチングパーツ

再販で仕様が少し変わります

製品名は相変わらずそのまんまで「グレードアップパーツ for ツインサークルII

昨年末にツインサークルIIのインナーが変更になりましたが(アウターは夏くらいにちょっと変わったのかな、記憶が・・)、中に使うエッチングオプションパーツも変更になります。

磁石がくっ付くようになったのと(副次的な要因です)、エッチングの彫りが深くなったのと、シールタイプになりました。

一番変わったのはシールタイプになったことだと思います。ゲートをカッターでカットする必要がなくなったので、剥がしてそのまま貼り付けて塗装すれば使用できます。それと、穴が合いたことですかね。フランジみたいな形状により近くなっています。

 

マグネットにくっ付くようになったのは素材が同じだからオマケみたいなものです。円形の磁石にはちょうどいいですね。

 

彫りが深くなったのは塗装派にはありがたいかと。缶のサフェーサーでも溝が埋まりませんでした。

 

写真で紹介

以前は糊なしのエッチングパーツでいわゆるゲート部をカットする必要がありましたが、シールタイプに変更になりました。マグネットセッターと同じですね。表面フィルムも弱粘着タイプに変わって、下面粘着力も上がっています。

 

液晶の保護フィルムみたいなものですね。全部剥がしてしまわないほうがいいです。

 

右のは商品説明用に塗装したツインサークルIIです。これのインナーを外して貼り付けてみます。

 

エッチングパーツを取り出すのはピンセットがオススメです。できればつる首タイプがあると取り扱いが楽です。

 

未塗装の状態ではこんな具合です。

 

塗らないで済ます方法は、周りも全部メタリック塗装するか、キーポイントに同じ素材を配置していけばいいんですが、そういう作風ばかりでもないので、塗り方を説明します。

 

うまくはめこむには、ツインサークルIIのインナーパーツを加工する必要があります。エッチングパーツ分はみ出てしまいますからね。

 

ノーマル状態のインナーパーツです。この下面を削ります。

 

写真では、リタックスティック320番に押し当てて、0.2mm程度削っています。平行に削らなくてもいいので、とにかくはみ出ない程度に削ればOK。

 

やらなくてもいいとは思いますが、念の為にアルコールで表面を脱脂しました。より強力にくっつくようになります。

 

貼りつけただけの写真。

 

割り箸に両面テープを貼るか、手頃なものに貼って塗装します。

 

ステンレスの素材を生かしたい場合は、マルチプライマー。プライマー→クリア塗装でキャンディー塗装。

 

ソリッド塗装の場合は、マルチプライマーでもいいんですが、埋まりを確かめるために缶のサフェーサーにしました。プライマー入りで金属にも塗装できるタイプです。つやをコントロールしやすいのは瓶サフの方ですが、手軽なのでつや消し仕上げのときは缶を使ったりします。基本は瓶のを使います。

 

センターの円も埋まりませんでしたね。表面は整っている状態なのでヤスリがけとかは不要ですが、塗料のノリが悪いので、プライマーまたはサーフェーサープライマーは必須です。

 

転がっていたミリタリー系のグリーンを塗りました。

 

製法の恩恵ですが、ピシっとしてますね。

 

ライトグレーでスミ入れして拭きとりました。

 

はめ込むとこんな感じです。だいぶ雰囲気が変わります。