実験!
プラモデルキットやアフター品で出ているドライデカール(インレタ:インスタントレタリングとも言います)を、クリアデカールSGに転写して使う方法です。いろいろな本やサイトでも紹介されている既存技術ですので紹介も簡単に。
ドライデカールのいいところといえば、水転写デカールにあるニスの余白がないというところなのですが、弊社のデカールシリーズでは余白はそこまで多くないので・・・・。曲面に貼れませんしね。ですが、キット付属の公式のものや、市販インレタの中から使いたい書体があったりと、ドライデカールは使いたくないけど、水転写のように使いたいという方向けのエントリーです。もし同じ柄が両方あるなら、水転写をオススメします。
水転写デカールに転写するメリットは
- 位置決めがしやすい
- ある程度は曲面にも貼れるようになる(限度を超えるとインク層が割れます)
- モールドを跨いでも貼れる
ドライデカールを用意
5年くらい前に買ったドライデカールです。ほかの市販品も構造は同じです。古くなると転写しにくくなるのか重労働でしたが…。
インレタと同じ構造です。貼り付けところにあてて、ペンのお尻などでこすりつけて転写します。
使うのはクリアデカールSGです。ほかのメーカー品でもできると思いますが、ハガキサイズなので印刷に失敗してもロスが少ないですね、というのがこの製品の特徴です。
転写する前に、ずれないように上下左右を固定します。この写真は左右しか固定してないですが、上下もしたほうがいいと思います。
NTのデザインナイフ後端はインレタ用にできていますので、これを利用します。
ひたすらゴシゴシ。転写できるとちょっとだけ色が変わります。
そんで、途中でやめてしまったんですが、上下も固定していればもっと綺麗に転写できると思います。
構造的に当たり前なんですが余白はない。これを柄ぎりぎりで切り取ります。デザインナイフでもいいんですが、タミヤ社のデカールハサミが小さくて切れ味もよくておすすめです。
シルバリングするのがいやだったので、ノリを添加しました。写真の物はデカールフィクサーです。
こんな具合ですかね。ドライデカールだと一発で平行に貼らないといけないので、数字とかは失敗しやすいんですが、水転写にすることで揃えやすくなります。