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陸上自衛隊07式-III型戦車 レスキューカラーなっちん(1/35 コトブキヤ版)塗装編

目立つためのレスキューカラー「オレンジ」

工作編はこちら

鮮やかなオレンジと黒、白で塗り分けます。

オレンジは、レスキュー隊・救助隊の服装にもなっている目立つ色です。

オレンジはガイアカラー「ピュアオレンジ」を使用。オレンジの塗装は、下地の色で発色具合が左右されるので、下地に「GS-09 サーフェイサーエヴォ レモンイエロー」を塗装しました。白下地で塗装するよりも色ムラの発生が抑えられます。鮮やかに仕上げたいときは、塗装色より白っぽい色を下地に塗装すると暗くなりにくいです。

重厚感を出したいときはその逆で、暗めの同系統の色を塗装して細部は下地色を残しながら塗装します。

円形マスキングシール使用例

後頭部の丸を塗り分けるには円形マスキングシールMの3.4mm

肩の丸の塗り分けは円形マスキングシールLの5.4mm



胴体横の小さな丸は円形マスキングシールSは1.2mm。白塗装→マスキング→エナメル黒で塗装→拭き取りをしました。

デカール

今回のモチーフにもあるRESCUE(レスキュー)だけだと絵面が寂しいので、形式番号のR-72、架空の省庁「危機管理庁」、その山口県防災部が管理するショベルに「山口-防01」のデカールを作りました。

「山口-防01」はなるべく公的機関感が出るようにBIZ UDゴシックを使用しています。

貼り付けたい場所のサイズをノギスや定規で採寸して、それより小さいサイズで描画して作ります。デカールデータの作成はAdobe Illustratorを使用しています。

丸穴には2DDステッカーを貼り付け

背中側の写真です。塞ぐフタがキット内にもともとあるので、フタを着ければ穴が目立たないのですが、今回はあえてフタを外した状態で塗装しました。中をプラ棒で底上げして2DDステッカーを貼る工作をし、網があるように見せています。

使用したのは2DDステッカー 07 ヘックスSです。細かな模様を印刷した丸穴ディテールアップ用のステッカーです。

A11パーツを着ければ穴を塞げます。(付属説明書より)

貼り付け手順

今回の工作は、穴が深すぎるために底上げをしていますが、穴が浅い場合はそのまま貼り付けるだけで完了です。穴が深いと貼りにくい&見えないので穴を浅くする工作をしています。

フタを付けない状態です。
その裏側。上側の突起が穴部分です。
3mm直径のドリル刃で穴を貫通させました。
直径3mmの丸棒をカットします。端面が平坦に垂直になるように注意してカットします。片側しか外観に影響がないので片側だけでも平坦になればOKです。
平坦にカットできたほうが外を向くように差し込み、元の面より0.5mmくらい奥まったところにプラ棒が埋まるようにして接着固定します。好みもありますので、好きな位置に固定しましょう。

腕や膝も同じように2DDステッカーを貼っています。

次回は完成編です。

使用キット

陸上自衛隊07式-III型戦車 なっちん


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