「白虎」を再度アップグレード
フレームアームズ「白虎」の製作は2度めです。今回は、新商品「ピクセル迷彩デカール2」で迷彩柄に仕上げます。第1回は脛のスラスターをメタルパーツに交換する工作を紹介します。
メタルスラスターの使い方
白虎のスネの後ろにつくスラスターパーツは、金型の都合でセンターにパーティングライン(分割線)があります。スラスターのディテールを横断していて、未処理だと目立ってしまうのと、きれいに仕上げるには手間がかかります。このような場所はメタルスラスターを使って”作業を短縮&ディテールアップ”です。
取付のポイントは基部
まずはキットのスラスターを加工します。使い古したニッパーでチョキチョキと端から渦巻き型に切り取っていきます。(この方法にゴッドハンドのアルティメットカッターを使うのは非推奨。刃を痛めます)
一度に切り落とそうとすると、パーツが歪んだりと、失敗するのでその保険です。
元のスラスターの根本の部分だけ残してカットし、ヤスリで平面を出します。ここをメタルスラスターの台座にしましょう。
ピンの太さは2.0mmなのでそれを差し込むための穴をあけます。
センターに1.0mmのドリルで穴をあけ、
1.5mm→2.0mmとドリルの刃を交換しながら作業をします。
加工が終わったので仮組みをします。
キットの物よりやや幅が増し、代わりに長さは短くなりました。
現地改修機? カスタム機? 妄想が膨らみます。
赤い矢印の部分、スラスターのピンが少しはみ出しています。組み立て時に干渉するのでここは削っておきましょう。アルミ製なので当て木をした目の粗い紙やすり(#180など)を使えば簡単に短縮加工ができます。
ちなみに、前回紹介した「TRデカール3を使用した白虎」は「SXスラスター」を部分使用しています。SXスラスターの方がキットのパーツに近いです。設定準拠で作りたい。という方はこちらをどうぞ。
塗装して接着
STDスラスターは”内外殻分割仕様”のため、画像のように塗り分けが簡単にできるのも大きな特徴です。マスキングが不要で簡単にアップグレード可能です。
スラスターの接着は定番となりつつある「ハイグレード模型用セメダイン」を使いました。
メタルスラスターに限らず模型全般の細かいパーツの接着は全てこれで行っています。(それくらい便利でおすすめです)
フレームアームズ
・白虎
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