ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

ハセガワ「メカトロメイト」スプリンター迷彩塗装

メカトロメイト

メカトロシリーズの新キャラクター

メカトロシリーズのちっちゃくてかわいい坊や、メカトロメイトです。
ちっちゃいのに関節の可動範囲が広いので、素組みに目に色を入れだけでもかなり満足度の高いキットです。

以前制作したオリジナルカスタム仕様のバーゼラルド ブルースプリンター迷彩を制作した時に使ったものと同じ、スプリンター迷彩マスキングシールを使って迷彩塗装メイトを製作しました。

メカトロメイトは約40mmくらい。とっても小さい。

工作編

下地処理

メカトロメイトはカラーキットなので色分けもしっかりできていますが、代わりにパーツがとても細かくなっています。

現在試作中のミニ万力(仮名)でパーツを保持して、

ゲートを新品の刃に交換したナイフでこそぎ取る

神ヤス#400

神ヤス#800

という工程で処理しました。

小さなパーツをしっかりクランプします。ロボットみたいな顔の工具で気に入っています。

2体セットのキットですがパーツ数は少ないので表面処理はあっという間に終わりました。

持ち手を付けて塗装準備完了!

合わせ目消しが必要なのは下半身と腕だけです。

一般的な模型用接着剤で接着

神ヤス#400で磨き

サーフェイサーを薄く吹いてから、神ヤス#800で磨き

という工程で合わせ目消ししました。

合わせ目があった場所を指でなでてみて、違和感がなければOK!

塗装編

スプリンター迷彩塗装

メイト本体はそれぞれ秋色の落ち着いた迷彩柄で塗装します(塗装をしたのが秋ごろだったので)

ライトグリーンを塗装したパーツに、スプリンター迷彩マスキングシールSを一枚ずつ貼っていきます。

メイトにはSサイズでも大きかったので、ナイフで半分に切ったものを貼り。その後にダークグリーンを塗装します。

円形マスキングシールを使った小技

円形マスキングシールは円以外にも円形の曲面のマスキングにも役に立ちます。という例。メイトの頭のヘッドホン風のディテールは、画像の様に円形マスキングシールをカットすると簡単にマスキングができます。

写真を撮り忘れてしまったのでガレージキット版メイトで再現

部分塗装

アイボリーのパーツ群は、成型色を生かし、部分塗装でフィニッシュします。
背中にある丸いディテールを円形マスキングシールSでマスキングしてからエアブラシで塗装します。

円形マスキングシールの枠部分を使ってマスキング

フラットブラック塗装

円形マスキングシールの円部分を使ってマスキング(※下画像)

ゴールド塗装

フラットブラック塗装後、中心をマスキングしたところ

ゴールド塗装後、マスキングを剥がしたら完成です。

綺麗に塗り分けられました。

メイトの特徴である7セグメント型の目は、ガイアノーツのエナメル塗料、蛍光グリーンを筆で流し込んで塗装しました。はみ出した部分はフィニッシュマスターで拭き取ります。

いい感じ
塗装が終わって組立中の一コマ

デカール作成&貼り付け

オリジナルのデカールも作りました。

最後にデカール保護を兼ねてつや消しクリアを軽く吹いたら完成です。 ヘッドホン横のマークは、下地が透けるように下地の白を印刷しませんでした。シルバーの上に貼ることでメタリックピンク、グリーンに見えるようにしてあります(完成画像参照)。

ハイキューパーツのQからとった、胸の九マーク

使用塗料

スプリンター迷彩パターン1
[G]ライトガルグレー
[G]タン

スプリンター迷彩パターン2
[G]ライトグリーン
[G]ダークグリーン

手首・足首
[G]橙黄色

背中の丸ディテール
[G]EXゴールド
[G]フラットブラック

ヘッドフォン
[G]EXシルバー
[G]フラットブラック

目の色
[G]エナメル 蛍光グリーン

[G]=ガイアノーツ

台座

木の台座は、STUDIOメザシ製で以前特注品をお願いしたものです。旋盤の工法と材料的に量産に向かないということで、一点物の扱いでした。そのため安価なものではないですが、興味のある方はメザシさんにお問い合わせください。模型を引き立てる素敵な台座です。写真に使っているのは組木のものです。


完成画像


メカトロウィーゴ
ちいさなメカトロメイト No.01 “みずいろ&おれんじ”

キット協力:ハセガワ