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ホワイトデカールSG発売

イラストの印刷にベスト

クリアデカールSG(SGはsize goodだったんです)の再販に合わせて、ホワイトデカールSGも販売開始になります。カルトグラフ製のクリアニス層でできたクリアデカールに続き、こちらはホワイトであらかじめ全面が印刷されたものです。マークソフターがよく効くのと、素材がとても柔らかいので自作でデカールを作る人に好評と聞いております。

熱転写プリンターでも印刷できますし、昨今はレーザープリンターが2万円で買えるくらいの民生機も出てきていますので、買ってみてもいいのではないでしょうか。事務所にはブラザー社の複合機MFC-9460CDN、エプソン社のLP-S520がありまして、どちらでも印刷できますが、もとよりこの手の印刷用紙は対象となっていませんので、壊れた時のことを考えてLP-S520を使っています。

 

もし今から買うという方は複合機は壊れたとき大変なので単機能タイプをおすすめします。絶対。

 

レーザープリンターデカールについてはこちらを参照のこと

いい面もありますが、悪い面もあります(定着性とか)

 

実際に印刷してみましょう

右がクリア版、左がホワイト版に印刷したものです。エプソン社のLP-S520を使いました。トナーの定着があまりよくないですが、上に保護クリアーを噴くと、あとで割れたりするので、、、。クレオス社メタルプライマーがいいと聞きますが、まだ未確認。×ラッカー系クリア ×水性アクリルクリア

 

レーザープリンターはあまり印刷解像度が高くない代わりに、まったく滲まない特性を持っています。設定できるレーザープリンターもあるとは思いますが、ノーマルの状態でこのくらいの印刷。

 

パンダですね。右がクリア版、左がホワイト版。この状態だとよくわかりませんが。

 

重ねてもよくわかりませんが。

 

濡らすとこんな感じ。

 

パンダの2ミリ外のラインをはさみでカット。水にしたして少しスライドさせた状態です。

 

右がクリア版。左がホワイト版。レーザープリンターでは白が現在ありませんから、先に印刷しておくといいというわけです。MDプリンター(アルプス電気社)にはホワイトリボンがありますが、あれを印刷して、レーザープリンターに入れるとドラムに絡まって大変なことになりますのでご注意を。ドラム掃除大変。

 

カラーイラストはどうでしょうか

こうなるよね。

 

こっちはホワイト盤です。色もバッチリ。カッティングプロッターを持っている人はそれで切り出してもいいですし、ハサミでも。シールと違うのは、厚みですね。デカールタイプだとクリアで平滑にできるくらいに済みます。

 

ラジコンのボディーに貼ってみました。ちょっと印刷はげましたが、丁寧にやれば、もしくは柔軟性のあるコートクリアがあればもっと剥げにくい。もちろん乾燥後に上掛けクリアーもできます。あまり気を使わなくていいのがレーザープリンターデカールのいいところですね。民生機のインクジェットだと滲んだり溶け出したりしますから。

 

隠蔽力はどうでしょうか

高くないですが工夫次第で。厚くすればもちろん隠蔽力は高くなりますが、クリアコートで研ぎ出しなどするでしょうし、兼ね合いが難しいところです。なのでルールが一つ。下地は単色で色の差異がないようにしてもらえれば十分使えます。

 

後ろのは真っ黒の対象物。手前はホワイトデカールSGを親指大に切り出したものです。

 

先程も書きましたが、単色の上なら問題なく。

 

下地の色が違うと差異が目立ちますね。人は差で色を見るので、、、

 

水色部分にだけ貼ると、白く見える

 

なので、下地を単色にした上に使います。

 

参考までに。ハセガワ社フィニッシュシリーズの白も貼ってみました。

 

単色の上だと、、、。ということです。

 

自作デカール以外にも、白いデカールは切り出してラインデカールとして使ったり、塗装しにくい部分のワンポイントに使ったりと、クリアーを吹けば塗装と変わらないくらいの仕上がりになります。切り出し例などについてはまた後日。

 

直販は11月下旬発売。小売店では12月中旬の頃の予定です。5枚入り903円(税抜860円)