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モーモーデカールの使い方

量産印刷ができない少量印刷向けの仕様のため、当面は直営オンラインショップのみでの販売になります。
2024年9月10日時点ラインナップ
モーモーデカール ブラック(1枚入)

注意

  1. 水転写式デカールの扱いに慣れた熟練者向けの商品です。般的な水転写式デカールと構造が違いますので下記の説明・注意をよく読んで使用してください。
  2. 薄さを優先したため、隠蔽力がありません(下地に白色を印刷していません)。白塗装面の上に貼る場合は想定通りの使い方なので問題ありませんが、反射率の高い塗料(金色、銀色など)の上に貼った場合に、伸ばした箇所が透け気味になることがあります。
  3. コントラスト比の高い場所にまたがって貼る場合は下地の影響が顕著に出ます。単色の上に貼ってください。例えば白と赤の上にまたがって貼る場合、実際に見える色合いが同色にはなりません。
  4. 貼付け後に柄をカットする場合は、完全に乾いた状態でカットしてください。よく切れるハサミまたは新品のデザインナイフの刃などを使用してください。貼り付ける場所に合わせてカットしてから貼り付けるほうがカット線が綺麗に仕上がります。
  5. マークソフター・セッターなどの溶剤入りの液剤を使いたい場合は、水で1:1程度に薄めてから使って下さい。原液ではデカールが溶けて、扱いにくくなります。非推奨です。

参考資料:ハイキュープリント製デカールの貼り方・扱い方

使い方

1.柄の周囲をハサミで切り出します。

2.湿地帯(折りたたんだキムワイプやホコリが出なくなった布に水を多量に含ませたもの)の上にデカールを置き、裏面に水が染み込んで、デカールが剥離するまで待ちます。

3.周囲の余白部分を取り除きます。デカール本体が台紙からスムーズに剥離できない場合は、含浸不足です。十分に水を含浸させてから取り除いて下さい。

水が冷たい冬季は剥離まで時間がかかるため、36度程度のぬるま湯を使用して下さい。40度を超えないこと。

4.余白は捨てます。ゴミ混入の原因になるため、湿地帯に置いたままにしないこと。

5.貼り付けたい場所にデカールフィクサーを塗布します。デカールの扱いに慣れている方は不要ですが、塗布すると位置決めがしやすくなり、破れを防止、また接着力が増すため推奨しています。

6.貼り付けたい場所に台紙ごと近づけて、デカール本体をスライドさせます。筆でデカール本体を押さえ、台紙を引き抜くようにして貼るとデカールが傷みにくいです。

7.デカールの一部が固定され始める初期接着を待ってから、柔らかくした綿棒やデカールスキージーなどで不要な水分や間に入った空気を押し出します。

8.よく乾かしてからオーバーコート(クリア塗料でコーティング)して下さい。一度に塗料を吹き付けすぎないようにしてください。エアブラシを推奨します。

使用例