牛柄の水着や衣服を模型で簡単に再現できないかと考えた結果、牛柄の水転写式デカール(モーモーデカール ブラック)を作成しました。塗装で再現するためにマスキングシールも試作しましたが、柄の位置や密度などを調整するには水転写式デカールのほうが適しているようです。
今回はコトブキヤから発売されているメガミデバイス『朱羅 九尾』を題材に使用しましたが、他のキットを使う場合は関節部が白いキットが特におすすめです。理由は合わせ目処理と塗装の都合によるものです。可動機能を維持しながら合わせ目を消し、さらに白く塗装する必要があるため、関節部は成形色の白をそのまま使用し、加工した部分に白を吹き付けて単色にしています。
関節部が肌色の場合は、加工の問題が出にくいため、できれば肌面積が多い方がデカールの貼り付けが楽だと思います。
牛柄のデカール=モーモーデカールの使用方法は、別記事で解説していますので省略します。
後ハメ加工
スカート部分(パレオ風)は挟み込みで固定する方式でしたが、直径2.5mmのネオジム磁石を埋め込む方法に変更しました。これにより、先に合わせ目を消してから塗装し、その後で固定できるようになりました。
紫が主張しすぎるので金色で
もともと紫の部品は、金色に変更します。金色は周囲を邪魔せず、適度に主張する便利な色です。
髪の塗装
髪の毛は、ガイアカラー「サーフェイサーエヴォ パステルピンク」→「ブライトレッド」→「コーラルピンク」でグラデーション塗装
溝にタミヤ・エナメル塗料「レッド」を塗装しました。
アクセサリーも紫のものは金色に塗装し直しています。
貼り付けのコツは? 牛柄の密度は好みで
・横に長い模様は、上下斜めにまたがるように貼る
・太ももの上などにある分割線はデカールをカットする
・牛柄ビキニのグラビア写真を参考にする
がコツです。
控えめな密度で貼ったパターン
小柄に見せたいとき
密度を濃くしたパターン
長身に見せたいとき
塗装レシピ
ポーズを取らせるために脚を動かしたかったので、合わせ目を埋めた部分が目立つ箇所を中心に白で塗装し、可動部である関節は塗装しませんでした。
白部
ホワイト
[G]EXホワイト→ツヤ消しクリア
アクセサリなど元が紫の部分
[C]C9 ゴールド→ツヤありクリア
髪の毛
[G]サーフェイサーエヴォ パステルピンク
[G]ブライトレッド
[G]コーラルピンク
[G] = ガイアノーツ
[R] = ロックペイント
使用デカール
完成写真
牛柄部分は布をイメージしているので強めのつや消しで仕上げています。
使用キット
© KOTOBUKIYA ©Masaki Apsy ©Toriwo Toriyama