ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

瞳用ジェルクリア 応用編

いろいろ実験するよ!

瞳用ジェルクリアについて質問を受けていたことに加えて、あとはどんなことができるのかというのをやってみました。失敗も含んでいますが、個々人で応用とかはできると思いますので参考にして頂けますと幸いです。

 

ラメを混ぜてみる

これは過去にやってみて粒子の分量が多くて失敗したのですが、少なめなら問題なく固まりました。↑は完成形

塗料や顔料店で販売されているラメです。本来はクリアー塗料に混ぜて大きめのガンで吹いて使うものです。この粒子は0.2mm程度だったと思うのでハンドピースでもエア圧高めなら吹けるはず。で、これを瞳用ジェルクリア(以下ジェル)に混ぜます。

ペーパーパレットの上に少しだけ粉を撒きました。

ここにジェルを適量。サイズ比較するものがないですが、6mmφくらいです。

よく混ぜます。

専用UVLEDを照射して、約40秒で完成。これが何の役に立つかは各々次第なので、わかりません! ちなみにラメ系とかメタリック系とかすべて同じですが、黒い下地じゃないと綺麗に光りません。

黒い紙から剥がすと、あんまり目立ちませんね。

 

顔料を混ぜてみる

これも塗料店などで販売されている、顔料。蛍光ピンクの基ですね。

クリアー塗料に混ぜて使ったりします。自分で濃度が調節できるので便利です。あんまり使ってないですが。

これも少量出して、ジェルと混ぜます。

綺麗ですね。これは、某社のアレみたいですね。

サイズのガイドがあれば好きなサイズのものを作れます。3.2mmとか、1mmとか小さいものまで。顔料の色を変えれば好きな色も作れますね。

 

レジンフィギュアのクリアヘッドカバーを作る

目的もなく始めてしまいました。宇宙服っぽくバイザーができないかと思ったのですが、微妙な結果に。実験台は、神戸TF3で購入した「勝利のポーズ」です。

一気に盛り過ぎたので変形して、気泡が・・・・。

なんでしょうね。

 

ジオラマの水表現(簡単

むかーし香港の友達から貰った1/35(らしき)のベースです。直径8cmくらい。

ちょうど水が溜まりそうな鉄管があるのでここに水たまりを作ってみます。

こんな感じ。おそらくエポキシクリアー接着剤などでもできますが、すぐに固まるのが瞳用ジェルクリアの利点です。

近くの窪みにも入れてみました。凸凹した面はジェルが固まる時に歪んでしまうのでちょっと苦手です。よく見るとすこし剥がれています。

 

クリアパーツのインナー成形

台座にしているのは、ツインサークルII用のエッチングパーツです。これじゃないといけないわけではないですが、わかりやすいのでこれで。一番小さいサイズを切り出しました。

上で固めた半球に、コピックで色をつけます。模型用塗料でもいいですが、めんどくさいのでペンが便利です。

その上にまたジェルを盛って、また硬化させて、違う色のコピックで着色します。

魚の目玉みたいなものが完成。用途不明。

 

クリアレジンパーツの修復

クリアレジンパーツの気泡埋めにも使える方法です。上は何かのキャノピーか何かだったと思います。実験で隅っこをドリルで穴あけしました。このあとの作業は、脱脂していないと上手く食いつきません。シリコンリムーバーなどで脱脂するのをお勧めします。

数回に分けて(今回は7回くらい)少しずつ盛りながら硬化させて、原型より少し大きいくらいに盛りつけ、硬化させます。

あとは、紙やすり#320〜始めて削るだけ。

ほとんど破損がわからないところまで修復できました。もちろん塗装可能です。

コンパウンドを掛けて行くと境目が分かるかもしれませんが、スモーク気味にすれば大丈夫かも。

 

クリアプラパーツの修復

フルバーストソードに2mmで穴をあけてそれを埋めてみる作戦です。失敗しました。

これも少しずつ樹脂を盛って硬化を繰り返します。

中に気泡が残ってしまった。写真では見れる程度ですが、実物では材質の違う部位が分かります。透明度の高い部品は苦手のようです。もちろんクリアカラー塗装すれば大丈夫と思いますが。。。

だめですね。これは。

 

で、!

瞳用ジェルクリア。

全国の模型店及び直営オンラインショップで好評発売中です。

直営オンラインショップのみですが、補充液のみも販売しております。