ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

1/24 スコーピオンを筆塗り その2

下地→迷彩!

前回に引き続き、下地に真っ黒な色を塗るわけですが、これの塗り残してしまった奥のところとかが、影の色になるわけなので、念入りに奥まで塗っていきます。スプレーでもいいですが、届かない部分は筆を差し込んでとにかく全部塗ります。工程の中で一番時間がかかって単純作業ですが、根気よく。自分の設定によってはもっと赤みがある方が似合ったりもしますが、とにかく暗く。オキサイドレッドとかを混ぜても良かったんですが、今回はあまり混ぜない方向で行くことにしました。で、ガイアノーツのジャーマングレーを塗りながら途中で塗料がなくなったので、ニュートラルグレーVに変更しています。

見ての通り真っ黒です。

ミリタリーカラーを塗ります

こういったSFメカでも、自分で好きな色に塗りたいときは、なるべくミリタリーカラーから選ぶようにしています。その方が物はなくても本物っぽく見えるんですね。いつもはWWIIの頃のカラーを使うんですが、ちょっと現代風にしたいなと思って、アメリカ海軍機の色に決めました。

特にミリタリーカラーについては自分で混色して作るよりも、いろいろなカラーが出ているので、好みのものを選んだらいいと思います。キャラクターモデルにもミリタリーカラーかさの選択はいいですよね。鮮やかすぎていつもおもちゃみたいになってしまうというひとにはぜひおすすめです。

最終的にはブルーグレーに決めたんですが、ミディアムブルーも少し皿に入っていたのでちょっと混じってます。途中それにちょっとマホガニーを足して影になるところや汚れそうなところに塗ったり、退色表現には少しニュートラルグレーIIIを混ぜて塗って淡くしたりしました。

せっかちさんがよくやってしまうのが、同じところをなんども塗ってしまうこと。これだとグシャグシャになります。なので、色を薄く重ねていくように塗っていきます。昔の教本だと縦横斜めと書いてあることが多いですが、無視です。あれは「綺麗に」塗る方法なので、今回には適しません。前のエントリーでもありましたが、綺麗に塗りたいならエアブラシが今は安くなっていますからソッチの方が断然いいですね。縦横斜めではないですが、ちょびちょび塗っていくと綺麗に塗れることは塗れます。が、今回は適当にぺたぺたと。

それと、単色で塗っていくのもいいんですが、できれば近い色や写真のようにマホガニーなどを混ぜて色をちょっとずつ変えてやると飽きずにできます。失敗したと思っても上から塗りつぶせばいいので気楽に行きます。

筆塗りの希釈はねちゃねちゃしないくらいで

筆塗りの時のうすめ液の入れ具合というのは諸説ありますが、適当です。肝心なのは原液のまま塗らない&薄すぎないこと(シンナーを塗ってもしょうがないし)。薄めすぎた!と思ったら、しばらく置いておくか、塗料を足します。リターダー入りのがいいですね。

一気に塗ろうとしても、エアブラシほど早くは塗れませんので地道に行きます。

筆で塗ると下地を塗りつぶせてない部分が出てきますが、ここを上手く残すようにすると、金属っぽさががでますので、全部塗りつぶさずにすこしずつ置いておきます

だいたい塗れてきました。機首には赤みがかった黄色か、白で識別帯を入れるので置いておいてもいいんですが、後ろが寂しすぎです。

ドルニエDo335っぽい迷彩に

スポット迷彩にしようかとも思いましたが、ぼかしの説明はまた別でしたいので、スプリンター迷彩にすることにします。カウンターカラーはまだ悩み中。さすがにこのときは闇雲にカラーを選ぶより、今塗っている色に純色とかを足して濃くした方が良さそうです。それか無彩色のグレーとかいいかも。

これですね。

筆塗りはエアブラシ塗装の乾燥時間とかに進めたり、雨が降ったときに塗るのにちょうどいいですよ。