プラ板工作の精度をあげるにはとにかく測ること
が、大切なんですが、いちいちプラパーツに線を引いていたのでは大変だし、ズレるわで大変なので、そんなときに役立つのがマスメツールというわけです。マスメツールをご存じないという方に簡単に説明しますと、「パーツに透明方眼紙を貼り付けるシール」です。
実は100円ショップにも似た様な、網戸修理のシールが売ってますが、マスメツールの方が安い&再剥離できるので、おすすめできない。が、試してみたい&ハイキューでは絶対買わねーぞ!という方はダイソーなどでぜひお求めください。ちょっとちっちゃいけどちゃんと使えます。
正確に測れるマスメツール
プラパーツを1mm角や1.5mmの三角型単位まで分解することで、左右同じ場所に穴を開けたり、ガイドラインを引いたり、プラ板に貼って切り出しに使ったりと、とにかく便利なんですね。
2010年5月発売分から、内容が一新されました。
- 再剥離タイプになったので貼替えOK
- 厚みアップ
- 三角模様追加
四角タイプのものは以前も同梱されていましたが、三角タイプが新しく追加になっています。三角は1.5mm、3mmの正三角形が並べてありますので、交互に並ぶ放熱孔とかをつくるのにちょうどいいです。あと四角模様にはできない、60-120-240-300度の切り出しに使えます。
さて、実際にやってみます。
まずは揃えたい線に合わせて平行を保つこと
このプラ板自体が適当に切り出したものなので、合わせる線自体もないのですが、一番下の横線を揃えておかないと基準からずれてしまうので、ここはきっちり揃えます。次に、ケガキ針で、開けたい穴のところに交互に印をつけていって、シールを剥がしたのが下の状態です。ここは丁寧に作業したほうがあとで綺麗に仕上がります。
ピンバイスにドリル刃0.7mmを挟んで、垂直に穴あけ
穴がズレる!という人は、ガイド穴(ポンチ穴ともいいます)を開けていないか、開けたけどずれているか、ピンバイスを垂直に回してないかです。頑張って垂直を保ってよく確認しながら開けます。
今回も、面取りビット5mmが登場です。プラ板に45度の斜面をつけるドリル系工具です。プラ相手なら手持ちで充分なので、穴を広げすぎないように気をつけて回します。
サフを再度拭いたのが下の写真です
ちょっとずれちゃったけど完成。反対側に同じ穴を開けたいときは、同じシールを反対側に貼って使うか、新たに切りだして同じ感覚でガイド穴を開けてやればOKです。
この交互に並ぶ穴を開けたいときは、三角模様の方が便利です。::::::::こんなのだったら、四角模様の方ですね。