ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

2023年2月中旬発売「円形カット済み 蓄光シール グリーン・ブルー」

暗闇で光って楽しいカット済み蓄光シール貼るだけ発光表現!

太陽光やブラックライトなどの光を蓄えて暗闇で発光する蓄光素材を、模型に使いやすい小サイズの円形にカットしたシールです。高輝度と長時間発光を特徴とする素材を使用。手軽な発光表現アイテムとして使用できます。シールをはがすときは、先の細いピンセットが必要です。

注意 クローズアップ撮影非推奨

撮影時に表面にグレーの粒が目立つことがあるため、クローズアップ撮影には非推奨。粒は素材由来のもので、拭き取りなどで取り除くことができません。

サイズ表

厚み グリーン 0.27mm(剥離紙を除く)

厚み ブルー 0.35mm(剥離紙を除く)

  • 2.0mm 16枚
  • 2.5mm 16枚
  • 3.0mm 14枚
  • 3.5mm 14枚
  • 4.0mm 12枚
  • 5.0mm 5枚
  • 6.0mm 5枚

※いずれの色もサイズ共通。直径

画像一式

基本情報

余録

円形カット済みの蓄光シールは旧タイプがあります。旧製品に問題が合ったわけではないのですが、青色の蓄光素材と同じ原材料メーカーに揃えるために、緑の方も新しい素材に切り替えになりました。カット形状も円形のみに変わっていますが、素材の厚みでカットできる形状に制限が出たためです。

ちょっとだけ性能が良くなった

新しい素材は、蛍光灯200ルクスの中で20分間照射後、2分後輝度440mcd/m²、1時間後15mcd/m²。JIS Z9107 JB級です。200ルクスは室内で本が読めるが少し暗く感じるくらいの灯りです。

JAクラスとJBクラスとの間にかなり値があり、実際にはJAにかなり近くて性能が良いようです。旧タイプと単純に数値を比較した場合、約1.2倍〜アップしています。

もとよりJIS Z9107の試験方法自体が、安全標識の灯りに関する規格なので、模型に使う場合の参考になりませんが、国の試験によると、ちょい性能アップという認識で間違いありません。

青と緑を並べたときに緑のほうがよく光って(前に飛び出して)見えるのは、色の波長によるものです。

模型の撮影時にちょっといいこと?

蓄光素材を使った模型撮影のポイントについては別記事で紹介しています。蛍光色+ブラックライトを使った発光表現だと、近紫外線の紫色の可視光が写真でも見えてしまうことが多いのですが、蓄光素材の場合は紫色の光がないので撮影が楽です。また、夜間に模型を見て楽しめます。

キャンプ道具や、天体撮影時の機材のマークに

もともと安全標識向けに開発されたものだけあって、夜間の視認性が高く、アウトドア趣味や天体観測の方にもオススメです。三脚の足に貼り付けておいて足に引っ掛けないようにしたり、キャンプギアや懐中電灯の目印、車の鍵に付けておいたりと夜間に役立ちます。

貼付け例

クローズアップ撮影非推奨について

そこまでクローズアップして撮ることはないだろうとは思いますが、素材由来のものでこの蓄光素材には灰色の粒があります。下の画像では、直径6mmの蓄光円形素材を長時間露光で撮り、さらにコントラストを強調したものです。青のほうが粒が見えにくいですが、同じ粒があります。約1600%で16倍の画像です。

素材の時点であるものなので、削ったり、拭き取りなどをしても取れません。気になる方もいると思いますので、あらかじめお知らせしておきます。

商品の裏面にも記載があります。