スチールボールでワンポイント
バルクアームを使った作例第2回。今回は定番アイテム、スチールボールを使ったリベット表現を紹介します。
ディテールアップ入門、その第一歩はキットのディテールを利用することだと思います。バルクアームの胴体左右に張り出している装甲版の隅に丸い凹ディテールがありますが、ここにスチールボールを埋めてディテールアップしてみます。
穴を開け→埋めるだけ
もともとキットにあった1.0mmくらいのディテールを0.7mmのドリルで彫り込み、その穴に同じく0.7mmの「スチールボール」を埋め込むだけです。
同様に、腰の前面装甲部分にも同じディテールがあったのでここにもドリルで穴をあけて0.7mmのスチールボールを埋め込んでみました。
最終段階(艶消しクリアコート後)にスチールボールを埋めると、艶消しの装甲にキラッと光るワンポイントがとても映えます(という予定で進めています)。
スチールボールは塗装も可能なのでこの時点で接着しサフを吹いて装甲とカラーを併せてもいいですし、蛍光カラーを塗装してセンサーなどの発光部っぽくすることもできます。
塗装後に埋め込む場合には、塗膜の厚みを考慮して、ボールより少し大きめに穴を開けておくと埋め込み接着が楽にできます。接着にはセメダイン「模型用ハイグレード」を推奨しています。
応用編
元からディテールのない部分にスチールボールを埋めるには?
前回の「マスメツールで放熱穴の追加を正確に-ヘキサギアバルクアームα」で紹介した方法で位置決めをし、1.0mmのドリルであけた穴に1.0mmの「スチールボール」を埋めてみました。
左はマスメツールの上からケガキ針を刺した状態、右が穴を開け面取り後にスチールボールを埋めた状態です。
脚部を組んだ状態がこちら。このように好きな場所にスチールボールを埋めて自分だけのカスタム機を作ることができます。ミリタリー感が増したように思います。
スケールにもよりますが15cmくらいのキットには0.7mmが、バルクアームのように設定が10m以下の設定のメカには1.0mmが相性がいい気がします。
ハイキューパーツでは様々なサイズのスチールボールを扱っています。
1パック50個入りなのですが、メカキット一体で丁度使いきれるくらいの量です。(腕や脚にはx2やx4の倍数で消費していくので)大型のキットでは全然足りないので2パックくらいは簡単に消費しちゃいます。ヘビーユーザー向けにお得な200個入りも用意してありますので是非ご利用ください。
ヘキサギア
・バルクアームα(アルパ)
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