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デカール編 デカールフィクサーの使い方 フレームアームズ改造「ゴブリン・マダラ」

デカール貼り

マダラ迷彩の実験

「迷彩塗装をデカールで再現できないか」の実験をかねて、毒ガエルのまだら(斑)模様を模したデカールを作りました。赤い塗装面の上に黒い色でフチがぼやけているデカールで、イラストレーターでパスを引いて作っています。塗装でこの模様を塗装するには、筆で細々塗っていくか、エアブラシ塗装でマスキング部を少し浮かせてぼかして行いますが、手間がかかるのと、何より位置合わせが難しいため、デカールを使って簡素な工程で再現できないかという目論見です。

フチがぼんやりとしたデカールです。シルクスクリーンでは難しい、弊社のSIJ印刷が得意とする模様。毒ガエルの模様をモチーフにしています。

「カグツチ」に含まれる装甲パーツ3枚に貼る予定です。

パーツに合わせて、柄の周囲をデカールを切り出しました。

冬場はデカールが台紙から剥離するまでに時間がかかります。弊社では冬季のみコーヒーウォーマーを使ってぬるま湯を作り、デカールを台紙から剥離させます。

クレオス「C-114 RLM23」に同デカールを貼り付けた状態。透明度をもたせた色で印刷した迷彩デカールなので、下地の色を少し透かせた赤黒色の柄になります。

柄の縁は印刷時点でぼかしが入れてあります。

デカールフィクサーで貼りやすくなる

デカール貼り作業が得意で失敗したことがないという方には必要ないですが、失敗が怖いという方にオススメなのがデカールフィクサーです。古くなったデカールのノリを追加する役割が主ですが、大サイズのデカール(細いデカールも)を貼るときにも役立ちます。添加してある界面活性剤の効果でデカールの滑りが良くなりますので、位置合わせに時間がかけられます。また、細いデカールや、大判デカールでも途中で乾燥してデカールが張り付いてしまい、無理な力がかかって破れてしまうトラブルを抑制します。細いデカールの場合、効果が顕著です

塗装面に液を付けてみるとわかりやすいですが、市販デカール用添加剤の中には、塗装面に対して非活性の物があり、塗装面の上で水滴になって弾いてしまうものがあります。デカールフィクサーは模型用塗料への濡れ性があります。

もうすぐ「デカールスキージー」

発売を予定しているデカール用の工具です。社内では「デカールのコロコロ」と呼んでいましたが、パッケージへの考慮で「デカールスキージー」という名前になりました。棒の色は変わりますが、ほかはほぼ試作品と同じ仕様です。価格、時期未定。

軸棒の両端の長さが変えてあり、強く力がかけたい場合の「長」側と、先端を柔らかく使用したい場合の「短」とあり、用途によって使い分けが可能です。写真に写っているのは「長」側です。「短」側は斜め切りのスポンジがセットされ、差し替えて使用できます。

デカールの上を転がしながら、貼付け面の間の空気を追い出し、均一に平面に力をかけられるものです。大判デカール貼り付け時には特に役立ちます。また、自作用デカール用紙を使ったデカールなどで、透明層のフチの角が立っている場合には、フチを潰すために叩く棒としても使用できます。

両端は親水性・吸水性のあるスポンジ素材です。吸い取った水分は適時キムワイプなどに押し当てて吸い込ませながら使用します。スポンジは適度に水を吸わせたほうが急にデカールの水分を吸い取ってしまうことがなくて扱いやすいです。

斑・マダラのデカール

迷彩模様に加えて、今回の作例のために作り起こしたマーキングデカールも貼り付けていきます。こちらも漢字シリーズとして販売予定があります。

フレームアームズ
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エクステンドアームズ03
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