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フレームアームズ「バーゼラルド ブルースプリンター迷彩」その5「プレイングベースA」

作品の一部としての展示台

今回のバーゼラルドは足が地面に設置していない (宙に浮いている) 状態で展示する予定です。具体的には”ライフルを手に取り、駐機状態から発進シークエンスに移行したところ”のイメージ。

使用するのはプレイングベースA

腰にエクステンドアームズ07を装着している関係で重くなっているため、安定感のある台座を求めて、今回はプレイングベースAを選択しました。

普段よく使っているフライングベースと比べると、太くて剛性のありそうな支柱が採用されているので、たくさんM.S.Gを盛った作品でも安心して展示できそうです。

プレイングベースAには”プレイングレール”というパーツが付属してあり、このレールを使うことで投擲武器を宙に浮かせて飾ったりできるというウリなのですが、このレールを機体の周りを覆うエフェクトとして使います。

仮組したバーゼラルドと台座を合わせてみます。ちょうどバーゼラルドをすっぽり覆うようにセッティングできそうです。レールの位置は細かく移動できるので、機体を囲むように配置できます。

プレイングレールを塗装

本来であれば、何らかの装備を宙に浮かせるためのレールなのですが、エフェクトとして使用するにはそれなりの主張が必要だし光ったほうがいいよね。ということで蛍光ブルーグリーンで塗装しました。いかにもゲームに出てくるエフェクトパーツっぽい感じのいい色です。

蛍光カラーなのでブラックライトに反応して発光します。反面だけに塗装した結果、塗料の収縮が影響したのか少し内側に反りましたので、両面に塗装したほうがいいかもしれません。多少の反りによる位置の変動は、台座の調整機能で微調整可能です。

プレイングレールにもデカール

さらにプレイングレールに貼るデカールを作成しました。機体のステータスが表皮されたリングがゆっくり明滅しながらクルクル回転しているイメージ(かな?)。

蛍光ホワイトトナーで印刷。帯は高さ9.5mm 幅125mmのを2本使います。なので、計4本使用。クリアパーツに貼る場合は、デカールのフチの段差消しなどが大変なので、最初から帯と同じサイズで印刷するのがベターです。
ブラックライトOFF
ブラックライトON

明るいところで照らしていますが、ブラックライトを使うと画像の様な感じでリングが発光しているように見えます。

ベースはメンテナンスドッグのイメージ

ベースの表面にはUVインクジェットプリンターでメンテナンスドック風の印刷をしました。航空母艦の昇降エレベーターと、作業用ドックがくっついたイメージです。UVインクジェットプリンターはファブラボなどで利用できる施設がありますので、素材(台座)とデータの持ち込みで印刷可能です。

データ作成はAdobe Illustrator。サイズは本体が縦160mm、横が120mm。フチから印刷が剥がれないように周囲に印刷しないフチが1mm残るように作ります。

柱を建てる「穴」は印刷時にマスキングしておく必要があります。未定着・硬化済のインクダストが穴の側面に汚れのように残ってしまうのを避ける目的です。通常のマスキングシールやテープ(おなじみの黄色いもの)でマスキング可能です。左下の穴はまるごと塞いでいますが、穴の側面だけマスキングすればOKです。

穴の位置がだいたい分かれば良かったので、フラットベッドスキャナで原寸大で画像取り込み。厳密に位置合わせが必要な場合は、スキャナより採寸のほうが正確です。
色が均一に印刷されるとバーゼラルド部分との差が目立つのと、平面的になるため、ウェザリング風のテクスチャーを重ねて全体的に暗めになるように調整しています。

台座にバーゼラルドをセッティングして、ポーズを微調整したら…完成です!


次回は完成編です。


使用キット

フレームアームズ
YSX-24 バーゼラルド:RE
エクステンドアームズ01〈RF-9 レヴァナントアイ拡張パーツセット〉:RE
エクステンドアームズ07〈誘導弾 改良ホーク〉

M.S.G モデリングサポートグッズ
ウェポンユニット01 バーストレールガン
メカサプライ06 ジョイントセットB
メカサプライ13 ラジエートフィンA
プレイングベースA


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