細部の塗装
フレームグレー塗装
前回スプリンター迷彩塗装を行ったバーゼラルドの外装パーツに、フレームに使ったのと同じグレーを使って細かい部分を塗り足していきます。外装パーツの隙間からフレームパーツが見えてるといいなという安直さです。
バーゼラルドの頭には後頭部から側面にかけてケーブルの様なディテールがあります。一体成型になっていますが、うまく塗り分けるといいアクセントになります。
「円形マスキングシールM」の3.0mmを半分にカットしたものをケーブルの付け根に貼り、あとは周りの部分をマスキングテープで覆ってグレーを吹き付けます。
背中側のパーツは一度グレーを入れて仮組してみたところまだグレーが少ないかなということで、円形ディテールの部分をグレーにしました。
「円形マスキングシールS」から各丸ディテールに合うサイズのものを選んで貼り、その周りを覆うようにマスキングしてからグレーを吹き付けます。
装甲裏の塗りつぶし
ヒザ、足首の装甲は斜め後ろから見ると裏側が目立ってしまうのでここはエナメル塗料のジャーマングレイで塗りつぶします。大まかにマスキングしてエアブラシで塗料を吹き付けたあと、はみ出した部分をふき取るだけです。
肩にワンポイント
全体を青系でまとめたので、肩にワンポイントで目立つ色を入れました。色を増やし過ぎても逆効果なので、スラスターの底面に使ったのと同じ橙黄色を使っています。
GLEPで真鍮線を隠す
工作編で紹介した足首アーマーの接続部分を新造した箇所です。軸棒に使った真鍮線の頭の黄銅色が目立っていますね。ここは何とかしたいところです。
フレームグレーで塗った1.0mmの「GLEP-05」を貼り付けます。真鍮線を隠すのとディテールアップを兼ねたテクニックです。
今回の足首アーマーの接続軸新造工作や、形状的に動きそうだけどパーツが一体成型になっている部分などはナイフ等で分割して1.0mmの真鍮線とGLEPを使えば大抵可動化できます。
GLEPを使うと面倒だった真鍮線隠しが簡単に行えます。可動工作好きな方におすすめです。
デカールを貼り付ける前にはクリアコート
細部の塗装を終えて一通りスミ入れも終わったら、全体的に光沢クリアで表面をコート。この作業をしておくとデカールのシルバリング予防に繋がりますので「デカールを貼り付けるところはつやつやに」を心がけます。今回使った塗料が半光沢の塗料だったこともあり、いつもより多めにクリアを吹き付けました。
デカールを貼る場所が決まっている場合はそこだけクリアを吹いても良いかもしれません。
デカールを貼り終えたら、つや消しクリア塗料でデカールの保護&艶の調整をします。
「コーンフラワーブルー」デカールの出番
既発売のコーンフラワーブルー関係のデカールは、青系の塗装と合わせるために作ってあります。
まったく同じ色ではないですが、発売予定の塗料「カモフラージュライトブルー」と、コーンフラワーブルー(デカール品名での”ブルー”)は同じ色として使えます。いろいろな青と相性がいい青色を選んでいますので、”白”デカールのほうがいいような濃い塗装面に貼る場面で使わない限り、変になることはないかと思います。
上下の図はブルーのコーションデカールをリリースしたときに作ったものです。青が主体の機体に赤いコーションマークを入れるとちょっとちぐはぐな印象になる(特に弊社の”レッド”は白と黄色が強い)ので、ブルーが主体の機体に貼る場合は、”ブルー”または”グレー”のほうがベターです。という図です。
クリアコート後の仕上げ
艶の調整を終えたら最後の作業です。ライフルやエクステンドアームズ07のセンサー部に「オーロラグリーンシール」を貼り付けます。
シールを貼ってから艶消しクリアを吹き付けてしまうと、シールの光沢が失われてしまい光が反射しなくなってしまうのでこの作業は一番最後に行ないます。
塗装編は終了。次回は作品を飾るための展示台編です。
使用キット
フレームアームズ
・YSX-24 バーゼラルド:RE
・エクステンドアームズ01〈RF-9 レヴァナントアイ拡張パーツセット〉:RE
・エクステンドアームズ07〈誘導弾 改良ホーク〉
M.S.G モデリングサポートグッズ
・ウェポンユニット01 バーストレールガン
・メカサプライ06 ジョイントセットB
・メカサプライ13 ラジエートフィンA
・プレイングベースA
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