ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

コトブキヤ社プラキット「ダンボー」のLED工作

ひかるよ!

30分もあれば組み上がるし、合わせ目もあまり気にならないし名キットだと思います。リボルテックダンボーはミニの方しか持っていませんが、だいたい同じサイズくらいかと。

電飾工作はいろいろ方法があると思いますが、既成品の流用が一番簡単かと思いますので、弊社製品になりますが合わせて紹介していきいます。今回は市販の安価な3ミリの砲丸タイプのLEDを使いました。これはほかのキットの工作にも上手く使える方法なのでスペースがある場合は取り入れてもらえれば費用の負担が減るかと思います。

 

簡単でキレイに仕上げる!

工作を施すのはアタマの部分だけです。電源、スイッチ、配線は頭部に収めます。

 

アタマの開け閉めがしやすいように、ダボに切れ込みを入れておくと良いです。Vの字に開けるのがセオリーとされていますが、一本スリットが入っていればOKです。

 

(プロトタイプなので製品版と少し違います。長さとか色とか)

スイッチ付き 超小型電池ケース(1個入)[BCS-1220SW]

配線済みの電池ボックス、超小型スイッチ、LEDの取り付け部がセットになっているユニットです。ちょっとお値段張りますが、品質が安定していて初心者の方でもすぐに理解できます。

三分岐ハーネス(1個入)[3W-UNIT]

家庭用コンセントでいうところの、テーブルタップに当たる部品です。一つの端子を3つに分割します。

それとは別に必要な物が、、

CR1220電池と、3ミリの砲丸タイプLEDです。3ミリタイプならほぼなんでも合います。今回はオレンジを買って来ましたが、赤とか青とか、白とかいろいろあるので好みに合わせて買ってください。通販だと秋月電子通商のオンラインショップなどが種類豊富です。種類豊富でわかりにくいと思いますが、3ミリ砲丸ならOK。

弊社の超小型シリーズでもいいんですが、3ミリ安いし、ね。

 

で! この足が2本ありますが、長いほうがアノード(陽極)、短いほうがカソード(陰極)といって、まぁプラスとマイナスなんですが、長い方に赤いペンで印を付けます。

 

この辺りで足をカットしてやります。カットするとどっちの端子がプラスかわからなくなるので赤色付けるんですね。

 

赤い方をソケット部の赤い方にはめて、電池ボックスに電池を入れて、配線つないでスイッチ入れたら画像の状態です。目の電飾部分完成。

 

オレンジに光ります。

 

ですが、キットに組み込むには頭の部分が邪魔なので、ニッパーで切り取ります。銀色のが見えるところまで切っちゃうと壊れてしまうので、先っちょが平面になるくらいのところでカット。

 

次に目に当たる部分の裏側に、高粘度の瞬間接着剤(画像ではガイアノーツ社瞬間クリアパテ)を塗ります。盛れればなんでもいいです。

 

上手くセンターに来るようにして、瞬間接着剤硬化促進スプレーなどで硬化させます。こういう無理矢理固定したいもので、さらに位置決め時間が長く取れるので、瞬間クリアパテは非常に便利です。もしほかで市販されていれば、超遅延硬化高粘度シアノアクリレート系接着剤みたいな名前ですかね。

 

点灯チェック! 光らない場合は、1.電池がない、または逆向き 2.LEDのプラマイが逆だった 3.LED壊れた(´∀` の順番で疑います。かたっぽだけ点灯してる場合は、おそらく差し間違えです。

 

テープでもなんでもいいんですが、配線がばらつかないように熱収縮チューブで固定しました。絶縁テープとかでもマスキングテープとかでもなんでもいいです。

 

すいっちな!

似ているような似ていないような。工作に慣れている人はスイッチを削りとって、この銀色のスイッチをはめて露出させるというのもいいと思うんですが、なるべく簡単に行くように穴を四角い穴を貫通させるようにしました。

 

思い思いの方法で貫通させてください。画像はケガキ針でガリガリやって貫通しないかなぁと試しているところですが、時間がかかるので却下。

 

結局1ミリのドリルで穴をいくつか開けました。あとはデザインナイフで穴をつなげていきます。

 

つながりました。塗装する人は適当にやってもいいですが、無塗装で仕上げたい人は丁寧にやったほうがいいです。あとちょっと大変なんですが赤い部分を完全に取り除きます。スイッチが干渉して取り付けられないので、頑張って。

方法はエッチングソーまたは超音波カッターまたはカッターで頑張る(ケガに気をつける)。

 

上手いこと取り除けると、この位置にスイッチがちゃんと収まります。このあと塗装するために外す必要が有るため接着しませんでしたが、プラ板などで側に補強板などを付けると固定しやすくなります。

 

外側から見るとこんな具合。黒いレバーを下に動かすと光るようになりました。

 

中の処理を進めましょう

電池が交換できるように、写真で今は接着剤をすでに付けましたが、ここに電池ボックスを固定。上にVの字の切り込みが入っているのは、ここを配線が通ります。

 

上下逆さまに撮ってしまいました。Vの字のところに配線が通っています。電池ボックスは外側にあるので電池が切れても交換しやすいです。

 

完成!

光るよ〜。

 

ぼんやり光るよー。白いLEDでもいいかな。今回は低輝度のオレンジを使いました(秋月電子通商で買ったものではないです)。

 

夜は怖いよぉー。

 

LED工作と本体組立を入れて正味1時間くらいです。