前回作ったNOSERU「NS-X」の2号機を作りました。
今回の決め事は
- 1号機を踏襲して追加パーツを作る
- ゼブラ解析で整えた曲面は出力物にも活かせるのか
- プライマリーメタリックレッドの活用法を紹介
- Fusion360のデカール機能を使って、デカールの大きさ調整
です。
グロス仕上げにするために頭の分割線を丁寧に消します
NOSERUをグロス仕上げにするのに、下地準備で注意が必要なのが頭部です。瞬間接着剤+ベビーパウダーの混合パテで隙間を埋めたあとに、320番で削って、一度サーフェイサーを吹いてから400番で削りました。塗装後にヒケが少ない充填剤のセレクトがポイントです。
この後に再度サーフェイサーを塗装しますが、下地色はピンクサーフェイサーを使うので、処理ができているかどうかの確認ができる程度にして、厚くならないように注意します。
3Dプリンター出力品のヤスリがけ
今回はメタリックレッドに仕上げたいので、ハイライトがきれいに入ることが重要です。Fusion360にはゼブラ解析の機能があるので、曲率が急激に変化しないように設計しました。1号機はソリッドの塊でしたのでゼブラ解析すると麺が切れていましたが、今回はフォームとサーフェスモデリングで作っています。
真ん中に大きなデカールを貼ります。
3Dプリンターで出力した状態に、サーフェイサーを吹き付けた状態です。データ通りとはいかないので頭部のパーツと同様にサーフェイサーを削り落とすように全体をヤスリがけしました。
手でヤスリがけがしにくい曲面には、DCロックピンセットを使うと捗ります。3回折り曲げた紙やすりを挟んで固定し、ヤスリ掛けしました。
灰色に残っている部分は、平滑化に必要なので残っている部分ですので、必要以上削らないようにします。
塗装するガイアカラー「プライマリーメタリックレッド」は、下地色にあまり影響されない色ですが、なるべく同じ下地色に近づくように塗装しました。
塗装編に続きます。
コトブキヤ マルットイズ プラモデルシリーズ
・NOSERU
©MARUTTOYS