07式の「なっちん」と、その旧式06式の「ろく」のパーツを組み合わせて「ななろく」というキットバッシュ機体を作りました。なるべく加工をしない簡単な工作で作ったので、真似していただけると嬉しいです。工作編、塗装編に続き完成編です。
コーションデカール
使用したコーションデカールはAMPコーションデカールの試作品です。2025年12月中旬から発売予定の「AMPコーションデカール1/144」の少し大きな「1/100」版で、使用試験を兼ねています。発売予定の1/144でも巨大感が出て似合わないことはないですが、パーツが大きめの1/35のなっちんにはこちらの大きさのほうが似合いそうなのと、前作の「ろく」も同じ試作品なので、同じデカールを使っています。
ほかのデカール
シャークマウスのデカールはなっちんの頭の形に合わせて作り起こしました。巴紋のマークは、自衛隊の周防駐屯地（架空の駐屯地）をイメージしたものです。
胸にある改のマークは特典で配布するデカールを使用。今後発売のデカールに取り入れる予定です。
使用塗料
迷彩塗装は、スプリンター迷彩用マスキングシール（計4枚入）を使用。塗装編で紹介しています。
迷彩塗装での色の混ぜ方の簡単なロジックは別記事で紹介しています。
メインカラー
迷彩１ 薄グリーン
[G]ライトグリーン
迷彩２ 濃グリーン
[G]ライトグリーン:60％
[G]ニュートラルグレー4:40％
装甲グリーン
[G]ダークグリーン
フレーム
[G]ジャーマングレー
細部ホワイト
[G]ニュートラルグレー１
ライト
[G]EXシルバー（下地）
[G]クリアイエロー
[G]クリアレッド
スラスターシルバー
[G]EXシルバー50%＋[G]ニュートラルグレー３50％
スラスターブラウン
[G]EXシルバー50%＋[G]レッドブラウン50％
上記に[T]履帯色を薄く塗装
ハンドグレネードとシュツルムファウスト
[G]ニュートラルグレー３
スミ入れ
[T]スミ入れ塗料 ダークグレイ
[T]スミ入れ塗料 ブラック
[C] = クレオス
[G] = ガイアノーツ
[T] = タミヤ
使用デカール
自作デカールを使用
完成写真
余録 台座のこと
手持ちの台座ストックがなくなったので、ゴムの木の集成材を買ってきて、ウッドモール ゴム 集成材をマキタの充電式トリマーで逆スラント加工をしました（BMWの逆スラントみたいな形です）。
側面の加工は店舗でも依頼できますが、トリマーで好きな形に加工したかったので無加工のままで購入しています。
周囲が斜辺になっているのは、テーブルなどに置いたときに持ち上げやすくするためで、さらに天上からの照明で台座に少し影が落ちて雰囲気が良いためです。
斜辺は75度。大日商 サルボー面 超硬製 コロ付 刃径10mm 1本で加工しています。ただし、1辺が短い木材の場合、トリマーが使いにくいので、トリマーを固定するジグを作って作業しました。
銘板の留め鋲はFLリベット2.0mmを使用。留め鋲があると高級感が出ます。
銘板の固定方法は両面テープを使っています。鋲を貫通させて固定するのではなく、銘板自体は両面テープで木材に固定して、鋲が樹脂板を貫通しないような厚み（銘板1.0mm厚み）にしました。FLリベットの足の長さも1.0mmなので貫通せずに樹脂板に固定できます。
樹脂板は精密アクリル板キャスト薄板-白 紙マス (N-115 WS)-クラレックスを幅60、奥行き15、厚み1.0で購入。文字の印刷は自社で行いました。
銘板作りについてはタンク シンクタンク: 吉岡和哉AFVモデルマスタークラスワークショップを参考にしています。
木材は、ガイアカラーのクリアブラウンで塗装しました。
使用キット
©moi72
© KOTOBUKIYA
