ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

細かいところのヤスリがけに便利リタックシートミニ

スティックはついてこないんだな

昨年のNo.1ヒットアイテム「リタックスティック」の姉妹品、「リタックシートミニ」が販売開始になります。

もっと細かいところに使えるスティックが欲しい!という要望がありまして、小さいスティックも作ってはみたんですが、ミクロスパーテル(タミヤ社調色スティックなど)が価格も手頃で取り回しもし易い&模型店で買える!というのもありまして、調色スティックで使える両面シートを販売することにしました。

なので、スティックはついてきません。しかも直営オンラインショップでは販売していないという! 最初だけ用意することも考えたんですが、継続して販売はできないので大変お手数ですが、ご近所か他店様で入手して頂けますと幸いです。そのほうが安いし。

調色スティックに糊付きサンドペーパーを貼って使っている方にはおそらく不要です。でも、糊なしペーパーの方が安いでしょ!?

(もしかして糊付きロールとか出したほうが良かったのか、、、とはちょっと、、、思っていますが)

 

スティックとは違うんだな

リタックスティックと同じ粘着シートで作ってみたんですが、どうも剥がれてしまって上手くいかない。リタックシートミニにはスティックの方とは違う素材を使ってあります。スティック版と違って粘着シートに裏表がありますのでご注意ください。間違えると紙ヤスリが剥がれなくなります(取扱説明書には書いてあります)。

 

実際に作ってみましょう

内容物は粒度シール(スティック版で、他の粒度も欲しいという方が多かったので、種類を増やしました)と、粘着シート(裏表有)20mm x 5mmが20枚入っています。

 

貼り付けるものを準備します。5ミリ幅で、表面が平滑であればOKです。これから上のミクロスパーテルに貼りつけて行きますが、結果的に調色スティックの方が良かったです。樹脂製は剥がれてしまうことが多いです。

 

よく粘着させるために、汚れと油分を取るためアルコールなどで脱脂します。このときはエアブラシ用の溶剤で拭きました。

 

粘着シートを先っちょに貼り付けます。説明書に図がありますが、黄色の面がスティック側、透明の方がリタック素材で紙ヤスリ側です。間違えないように。

 

あらかじめ2cmの短冊を作っておくと便利なんですが写真のように2cmで切り込みをいれ、粘着シート付きスティックに紙ヤスリを巻きます。写真はタミヤ社のフィニッシングペーパーを使っています。

 

正しい巻き方(ちょっとずれてるけど)。このようにU字に巻きつけてください。片面ずつだと接地面積が狭く、粘着力不足です。

 

反対側です。

 

あとは紙ヤスリに数を合わせた粒度フラッグシールを貼れば完成。センターに白ラインが入っていますのでそれを真ん中にして貼り合わせるようにします。

 

完成! で、この樹脂のミクロスパーテルはダメダメだったので、ボツ。

 

写真はミニ四駆のランナー部分です。こういう隙間も楽勝です。鉄ヤスリでも細かい目がありますが、番手が選べるのは意外に作業が捗ります。

リタックスティックとは素材が違うことは先程説明しましたが、今回は厚み0.3mmなので、このサイズでも平面出しなどができます。

ただし、細かい箇所だけのヤスリ作業に使わないと、ヤスリがすぐだめになる(面積小さいので)ので、広い場所はリタックスティックが有効です( ー`дー´)

貼りなおしますかね

作業する対象にもよりますが、粘着面積が狭いため、結構な勢いはがれやすくなってきます。U字にしているだけまだ持ちますが、4-5回くらいで低下してきます。ゆっくり剥いでくださいね。

 

汚れているので、粘着力が心もとない。。U字で無理矢理巻けば使えないこともないですが、、、洗浄します!

 

綺麗になりました。水洗いして自然乾燥は時間がかかるので、不繊布(キムワイプなど)で水分を拭きとってやるとすぐに乾きます。ティッシュ厳禁。

取扱説明書にも書いていますが、水洗いしても粘着力が復活しない場合は、油脂による汚れが原因なので、アルコールなどで脱脂(車用の脱脂スプレーでもいいです)すると、粘着力が復活します。薄め液系は強すぎるのでダメです。

 

(作業が粗い)。再度復活! このU字の尾根になった部分が更に細い場所にも使えて便利です。これで原型磨きも捗りますね。

 

フラッグのカラーはリタックスティックと同じなので、わかりやすい(はず)。

 

ヤスリ側。番手ごとにこれがあるのが便利なのよー。

 

調色スティックはエライ!という結論です。