いきなり作業終了です
写真一枚目は、コクピットの中にあるモニターにミラージュデカールを貼ったもの。ミラージュの方は平滑面なので、モニターにはミラージュのほうが良さそうですね。名前は「デカール」なんですが、いわゆるシールなので水に濡らしちゃいけません。
ちょっと大きめに切りだして、凹みに貼ってからカッターで切りだしています。こういう処理の時は粘着力が弱くて良かったと思います。
三枚目は、前回付けた粒子の写真。これがあとでウェザリングをするときに生きてきます。エアブラシほどじゃないですけど、何もない平面に抑揚を付けるのは、なかなか大変です(色んな近似色を置いたり、迷彩にしたりすればいいんですが)。こういうディテールがあると、ウェザリングしたときに効果抜群です。戦車とかでいいかも。
ウェザリングにはパステルを使いました
ウェザリングにはタミヤのエナメル塗料や油絵具は使わずに、パステルをファレフォのシンナーに少量混ぜて塗りました。使ったパステルは、クレオスのススのものです。パステルは乾いた印象は乾いた感じを出すのにはいいんですが、あんまり粉っぽいのも嫌だなぁと思って、識者に聞いてみると、定着にはファレフォのシンナーでやるといいとか。
ただ、固着して拭き取れなくなるので、実験必須です。ほかにもMIGのピグメントなども合わせて使っています。
完成
撮影は、Nikon D5000に60mmマクロ、バウンスでフラッシュ少し焚いて逆光気味を解消してます。
カラーは、ガイアノーツの暗緑色に、識別帯は橙黄色に赤を少し混ぜて筆塗りしています。緑の上にはみ出したのは、緑でトリミング。機体下面はニュートラルグレーのIIを使用。白では明るすぎるな、というときにこの手の薄いグレーは便利です。
ウェザリングは先述の通り、パステルのススに、ファレフォのシンナー。定着がいいので上からコートとかしなくても剥がれ出来たりしません。ちょっとウェットな感じを出したい時におすすめです。ただし、砂系の色とかだと色が濃くでるので注意が必要です。
ススのパステルが溝にたまるようにペトペト塗っています。
黒い板みたいなのは、本当はクリアパーツなんですが、安っぽくなったので真っ黒に塗ってモノリスっぽくしました。