ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

FA 「ガルツヴァーク」 工作編

ガルツヴァークとは

フレームアームズ(以下FA)のコボルドをベースにした公式カスタム機。組み換えでシルエットが大きく変化する遊びがいのあるキットです。

今回はヘルメット型の頭を活かして、公式サイトで紹介されている基本的なシルエットで作りました。塗装が主目的なので、工作は少なめにしています。

背面ブースターにTWRスラスター

肩の背負い物にTWRスラスターをつけます。使用したのは10mmサイズです。

TWRスラスターは円柱状のパーツです。射出成形の円柱1パーツパーツだと、抜きのための勾配(角度)がついているか、間にパーティングラインが入っていますが、TWRスラスターは旋盤加工品なので抜きは関係なし。旋盤加工法が生きるまっすぐな形状です。

キットのままだと、板が邪魔をして取り付けられないので、矢印の板を切り取ります。

位置調整がしやすいように、TWRスラスターの差し込み穴は、2.5mmの穴をつなげて長穴にしました。

スラスターが青いカバー型部品に当たると見た目が良くないので、隙間を開くように(画面では下側)に固定します(塗装後にハイグレード模型用セメダインで接着)。長穴は、スラスターが蓋になって隠してくれます。

左がキットまま。下がTWRスラスター10mmをつけたパーツです。

塗り分けのために切り離します

胴体背中のシリンダー(円柱)型パーツは一体化しているので、エッチングノコで切り取って別パーツ化しました。フレーム色(グレーなど)で塗装するならマスキングして塗装したほうが楽なような気もしますが、どちらが良いかは塗りたい色によります。鮮やかな色に塗る場合は別パーツにしたほうが楽そうです。

分解しました。
真ん中のグレーのパーツが切り離したパーツ。塗装後にハイグレード模型用セメダインで接着しています。

後ハメ加工 ひざ周り

ほとんどのパーツは塗装後に組み立てられますが、膝周りは前後とも真ん中に合わせ目が来ます。塗ってから後で固定できるように工作をしました。

前側
後ろ側

工作はピンと受けを切り取るだけです

膝パーツは、黄色部分を半円までカットします。両側を加工。

膝裏パーツは黄色部分をカット。両側を加工します。

塗装前にうまくスライドしてはまるのを確認します。緩くなっているので、塗装後の組み立てにはハイグレード模型用セメダインで固定します。

ふくらはぎ側の凹みにはSTDスラスターフラット8.5mmがちょうど収まりました。

次回は塗装編です。

使用キット

フレームアームズ
ガルツヴァーク


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