きれいなクリアカラーを生かして作ります!
白、黄色などのソリッドカラーのマルットイズ「NOSERU」に続いて発売された、NOSERU[ラムネVer.]、NOSERU[サクラVer.]の製作&紹介記事です。今回はお手軽仕上げで清涼感があるクリアカラーパーツを生かして仕上げました。サクラVer.では桜模様マスキングシール+ツヤの調整で仕上げています。
通常版のNOSERUから変わった点は、クリアパーツ外装が追加されたこと、ハンドル付きの頭部、前方の車輪が新たに追加されています。ちなみに、白に近い色の成型色も色がクリアパーツに合わせてあります。ラムネは薄いミント色、サクラは薄いピンク色と、クリアパーツと組み合わせたときにまとまりが良いように色が調整してあるようです。
ラムネVer. その1
組み立てた状態です。箱絵の状態と同じ組み方にしました。この組み方以外にもクリアパーツ+ボディーパーツでいくつか組み合わせができますが、これが一番まとまりが良いようです。ここからあまり手間をかけずに仕上げます。
切り出しも簡単に済ませたいところですが、切り出し+ゲート跡処理は丁寧さが必要です。残ったゲートの突起が邪魔をしてパーツが上手くはまらない不具合が出ることもあるので、ニッパー+デザインナイフで丁寧に仕上げました。
カット跡の曇りが気になる場所は、模型用コンパウンドなどで磨くと目立たなくできますが、あとでクリア塗料を吹き付ける場合は、塗装で消えるものもあります。必要かどうかは、傷と曇りの程度によります。コンパウンドがけ効果についてはサクラVer.で紹介します。
都度バラバラにしてからデカール貼り、クリア吹きの作業をしました。きつく嵌ってバラしにくくなるところは、組立時にピンを少し短く切るなどの事前準備が必要です。
その2 デカール貼り
試作中のスポンサーロゴデカールの改訂版と、1/100 RB02 コーションデカール ワンカラーグレー(1枚入)を貼りました。貼り付け場所は皮脂などで汚れている場合があるので、中性洗剤で洗浄してから貼り付けると、剥がれやすいトラブルを予防できます。
その3 つや調整
ミントカラー部分はつや消しにして、ラムネ感を出しました。ガサついた感じが出るように対比を出すために、クリアパーツ部分には、つや有りの塗装をしてグロス感を高めています。
使用した塗料。つや消し部に使用したMr.Hobby「水性プレミアムトップコート」のつや消しFLATは、かなり強めのつや消しにできて重宝します。
サクラVer. その1
サクラVer.も成型色を生かして仕上げます。ゲートを切ったままだとクリアパーツのゲート跡があとで目立つので、紙やすりの#400から#1000まで磨いて処理し、コンパウンドで磨いてツヤと透明度を蘇らせました。透明感を保ったままうまく切り出せたら、磨きは不要な処理です。
後で塗装する必要があるので、シリコンやワックスを含まないコンパウンドを使用します。
最後にクリア塗装をすると目立たなくなるのであまり神経質になる必要はないです。よく見えません。
その2 桜模様
桜模様マスキングシール(3枚入)でマスキングをして、全体につや消しを吹き付けます。ツヤありかツヤなしの差しかないため、大胆に全体に渡って貼り付けています。こちらのつや消し塗装はエアブラシを使っています。スプレーを使う場合は、吹き付けすぎないように注意。
マスキングテープを剥がしたところ。光の当たり具合で模様が見えます。
完成写真
今までに作ったNOSERUも並べて撮影しました。ラムネ、サクラを除いて左からNS-X、NS-X2、ナナホシテントウです。詳細はリンク先へどうぞ。
使用キット
コトブキヤ マルットイズ プラモデルシリーズ
・NOSERU[ラムネVer.]
©MARUTTOYS