ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

3Q MODEL Ma.K. 1/20 メルジーネ その3

リング迷彩塗装方法

基本塗装はラプターの時と同じです。その45あたりが参考になると思います。

識別帯(黄色)はハンブロールのイエローが定番ですが、ガイアノーツの橙黄色に少しだけ赤を足してもそれっぽくなります。

白と緑灰色の迷彩ですが、白は黄色を少し足して、緑はガイアノーツのダークグリーンナチュラルブラウンを少し入れて、場所によってニュートラルグレーIVで抑揚をつけました。

下地に塗ったクレオスのマホガニーとつや消しクリア以外は筆塗りしています。

この記事を書いている現在では再販未定ですが、1/20 シュトラール軍リング迷彩用マスキングシートを使ってリング迷彩を塗装します。マスキングシートがハーフカットされたものです。マスキングテープの一種なのでエアブラシで塗装することもできますが、シャープペンなどでガイドを描けば筆塗りでもリングが描けるのでその方法を紹介します。

全体のバランスを見ながら貼っていきます。いざ塗装してしまうと塗装を戻すのが大変ですが、貼ったり剥がしたりできますので、この段階でバランスを取っておきます。塗装カードに準じて貼っていきました。

このリング型マスキングシートの周りを鉛筆でなぞります。

鉛筆の線は上から塗装してしまえば見えなくなるのであとで消しゴムなどで消す必要はないです。

 

これを延々と繰り返してマスキングシートを鉛筆円に置き換えていきます。

あとはそれぞれ同じ色でガイドに沿って塗っていきます。一回では発色しないので何度かに分けて塗ります。はみ出した場合は周りの色で塗り重ねれば補修可能です。線もくっきり見えるので最後に縁どるようにしてやると線がキリっとなるような気がします。

台座がないと台無しだよ

台座があったほうがいいと思うんです。基本的な作業はラプターの時と同じです。今回は情景テクスチャーペイント (土 ダークアース)を台座に塗りました。ジオラマを作っていて土色がいつも変になってしまうという方にはおすすめしたいです。とても、土です。右のは情景テクスチャーペイント (砂 ライトサンド)を実験で塗ってみたのですが、なかなか乾かなかったので土で(戦車とかにはいいかもしれない)。足あとを付けるのが目的なので土を選びました。

メルジーネのランナーと足裏パーツで作ったぺたぺたマシンです。情景テクスチャーペイントが半乾きになったあとにこれでペタペタしました。

まぁ、こんな、具合で。

プレートを貼り付けて完成です。プレートはジェマコーポレーションでオーダーメイドしました。イラストレーターでデータを作って作ってもらいましたが、定型であればテンプレートから作ってもらえます。

簡単なチッピング塗装の方法

チッピングはタミヤのエナメル塗料やファレフォカラーなどを使ったり、シリコンバリアーを下地に塗って剥がしたりする方法がありますが、今回はアクリルガッシュを使った方法を紹介します。方法はファレフォカラーなど定着しても上から剥がしたりできるアクリル塗料を使った方法と同じですが、ばっちりな色があるのと、全て剥がれてしまわないくらいの定着力があるので、扱いやすいと思います。

写真の色ですが、アクリルガッシュの消炭色と鉛色です。メインで使うのは左の黒い消炭色ですが、鉛色を少し塗るとそれっぽくなります。

剥がれのあとを上から塗る感じですね。角など剥がれ塗装を入れたいところに消炭色を厚めに塗ります。厚めに塗るのは剥がしやすいからです。つまようじでペトッとつけました。希釈不要です。

完全に乾いた後に(20分くらい)つまようじで擦るようにアクリル塗料を剥ぎます。

剥がした後に少しだけ鉛色を塗ります。そして乾いたら適当につまようじで擦りました。

鉛筆は銀色っぽくなるので好みによると思いますが、その上に鉛筆(6B)で粉を少し付けています。

これで完成。

肩も同じ具合で。

これで完成。

センサー類を作ります

チッピングのあとにつや消しクリアを吹いて、あとはセンサー類を仕上げたらおしまいです。

使ったのは今月発売になった瞳用ジェルクリア。フィギュア用みたいな名前ですが、透明度の高いクリアパーツが自作できます。

右側はセンサー用メタリックシールのオレンジを中に貼って、その上にジェルを盛って硬化させました。LEDを仕込んだ左側はそのままクリアで硬化させてあとでコピックで赤く塗ります。奥は同じくセンサー用メタリックシールのホログラムです。まぁ、好きな色で。

コピックの赤で塗りますが、一回では色が薄いので4−5回乾かしながら塗り重ねました。

横っちょも。ここは一回では硬化できないので5−6回に分けて少しずつ盛っていきます。きれいな半円にしたいので最後だけ多めに盛りました。綺麗に表面張力で半円になります。ここもあとでコピックで塗りました。

頭の上も同じように。

こんな感じですね。

LEDのところ

ちゃんと光ります。

ウェザリングですが・・・

一番説明しにくいウェザリングですが、前に紹介したペンでほとんどしています。あとスプリング周りはタミヤのウェザリングマスター。タミヤのエナメル塗料やパステル粉が定番だと思うのですが、パステルが上手く使えない!すっごい粉っぽくなってしまい、まだ苦手です。

足回りには上で紹介した情景テクスチャーペイントを少し塗って、土汚れとしています。

次のエントリーは完成写真です。

追記:忘れていましたが、アンテナはMKアンテナ M(2セット入)を使いました。汎用なのでサイズさえ合えば何にでも装着できます。