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ワンタッチLEDシリーズの使い方 基本編

スタートが遅くなりましたが、調光ユニットが出たことでシリーズが一旦揃いましたので、ワンタッチLEDシリーズの使い方を写真多めで紹介します。

小さい・はんだ付け不要・切れにくい

  1. 3つのポイントがあるわけですが、まずは小さいこと。発光部分は直径約2mm以下。スイッチも小型のを配線済み。電池も小型のわりに容量が多いCR1220電池を使った小型のケースなので、設置スペースが狭い場合でも削って対処できる大きさです。
  2. はんだ付け不要。ここは生産工場で実用新案登録している部分に関わるわけですが、あらかじめ着脱可能なソケット式のコネクターがついているので、はんだ付け不要で接続するだけでOKです。ハンダを出して、コテをあっためて、1.6mmくらいのSMDにはんだ付けする必要はもうありません。
  3. 切れにくい。なかなか気が付きにくい部分ですが、普段あんまりはんだ付けをしない方がつけたはんだ結線だと、模型に組み込んでいる最中に線が切れたり外れたり、余計な手間が増えます。ワンタッチLEDシリーズは、部品を組んだ後に着脱可能な上に、職人さんがしっかり加工して保護カバーも付いていますので普通の使い方をしていれば外れることはありません。

既製品は高いなぁ、自分で作ってみるかなぁと言う方は、価格は部品代だけじゃなくて、技術力と時間短縮、安定性の対価と思えば納得しやすくなるかもしれませんね。部品ではなく、半組み込み品なので、確かに安いものではないです。

まずは光らせるだけ

とりあえず1つ光ればいいやという人は

があればOKです。実際に繋いでみます。

必要なのは、スイッチ付き超小型電池ケース、超小型LEDランプ、CR1220電池。

ケースに電池をはめます。プラスが上ですね。金色の部品を詰めで押せば取り外し可能です。

ワンタッチLEDシリーズは共通してこのコネクターを差して繋ぎます。赤と赤、黒と黒を揃えて差し込みます。LEDランプの方の緑色の印は、発光色を指しています。

繋ぐだけ。これで配線終わり。はんだは要りません。

スイッチは電池ケースの方に初めから付いていますので、それをオンにすれば点灯します。

調光ユニットを追加します

先日発売になった調光ユニットは、無段階で光の強さを調節できるものです。可変抵抗器なんですが、これもLEDの前に同じコネクタを挿すだけで使えます。

コンパクトな設計です。プラスドライバーで回すと輝度調整できますが、左右の区別はないのでどちらかに回して好みのところを見つけてください。

電池ケース—調光ユニット—LEDランプ

この順番ですね。

上の写真と同じ設定で撮影していますが、減光できます。

LEDランプレッドそのままの場合

調光ユニットを取り付けて調整した場合

 

調光ユニットが必要だと思うようになるのは、結構数を作ったあとか、もしくはスケールモデルやジオラマ用に使う方だと思います。

例えばメカモデルのモノアイパーツに使用するときも、つないだそのままだと光が強すぎてぼんやり光った感じにはなりません。そのあたりが気になってきたら使って欲しいアイテムです。光漏れを防ぐのにも役立ちます。特に赤色のLEDは光が強いので、この部品を付ける意味が非常に高いですね。

誰でも必要ではないけれど、こだわる人には必要なアイテムです。

2つ点灯させたい

LEDランプを2つ点灯させたい場合は、電池ケースを2個、LEDランプを2個買うのも良いのですが、スイッチが二箇所になる上、スペースが余計に必要なので三分岐ハーネスを使って分割するのがおすすめです。

必要なのは

三分岐ハーネスも非常に小さいです

コンセントタップと同じ間隔で分岐を増やせますが、赤を混ぜると同時点灯しないので、ブレーキランプなど赤色を追加したい場合は電池ケースを追加するか、調光ユニットを赤の直前に挟んで光量を調節することで同時点灯できるようになります。使いたい点灯数に応じて使い分けてください。

バイクのヘッドランプを想定していますので、今回はホワイトを2つ使いました。同じように三分岐ハーネスに繋ぎます。

三分岐ハーネスの根元の部分を電池ケース側に接続します。

二つを同時に点灯できます。これは調光ユニットを使ってない状態ですが、光が強すぎる場合は調光ユニットを挟んでください。

バイクの場合ブレーキランプ、ヘッドライト2つの場合は、このセットで点灯できます。ウインカーもつけたい場合は事項を参考にしてください。

ウインカーを点滅させたい

先程のヘッドライト用に二つ付けた回路にウインカー用点滅ユニットを追加すると2つのウインカーを点滅させられます。

必要なのは

]

この部分以外はヘッドライトの時と同じですが、点滅ユニットは電池ケースのすぐ後に接続します。

左側が電池ケース、右側が三分岐ハーネスにつながっています。

ちなみにウインカー用点滅ユニットまで組み込んだ場合の配線の大きさは100円ライターくらいです。場所が取れない場合は台座などに仕込んでも使えます。

ウインカーは動画で紹介

ウインカーは動画でないとよくわからないと思うので動画を取りました。

ウインカー用点滅ユニット紹介

初めは2つのウインカーを点灯。2つ目の動画では、三分岐ハーネスとLEDランプを2つ追加して4箇所を同時に点滅させています。

4つ点滅に必要なのは

 

次回応用編では市販の砲丸型LEDを使う方法を紹介しますが、ジオラマやディスプレイに向いているもので、あまり模型の中に組み込むのには向いていません。

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