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アオシマ 1/24 「18クラウン パトロールカー」電飾工作

ワンタッチLEDシリーズ2を使った参考例

青島文化教材社のカーモデル、1/24塗装済みパトロールカーシリーズより「18クラウン パトロールカー 警視庁スチールホイールVer.」の作例紹介です。

メインはパトランプ類の電飾工作。発売予定の「ワンタッチLEDシリーズ2」及び、試作品のパトロールカー用の点滅基板パターンを使って使用例を紹介します。

面倒な塗装はなし。手軽なカーモデル。

あらかじめボディ塗装が塗装されている「塗装済みキット」なので、ゲート跡をリタッチしたのみ(ゲートは組んだらほとんど見えなく位置に設計してありました)。
リタッチ塗装した箇所は、ボディ内側と窓枠、シャーシ、内装、足回りのフラットブラック。ほかは小物類(アンテナなど)。

一番目立つフロントグリル(メッキパーツ)は、タミヤエナメルのフラットブラックをエアブラシ塗装してからから、エナメル用溶剤を染み込ませたガイアノーツ「フィニッシュマスター」でふき取りました。


キットにはパトカーならではの小物類も付属していて楽しいです。組み立てると見えなくなるので省略可。

塗装済みのボディはデカールを貼るだけ

マーキングはキットに付属のデカールを指示に沿って貼り付け。
側面の「POLICE」は、パネルラインをまたぐので、先にカッターナイフでカットし二枚に分割してから貼りました。
デカールの貼り付けにはデカールフィクサーと、新製品のデカールスキージーを使用。 平面ではコロコロして水分を抜き、段差には先端でデカールを密着させます。

デカールのクリアコートには注意が必要

塗装済みボディは日本の模型用塗料と相性が悪い(説明書に記述されています)のでGSIクレオス・水性ホビーカラー「プレミアムクリアー」でクリアコートしました。
テストとしてラッカー系クリアでテスト塗装したところ、表面が荒れたり小さなヒビが入ったりした(吹き方にもよると思うのであくまで参考に)。

プレミアムクリアーをエアブラシで吹き付ける際はエア圧高め、塗料濃いめ。
ラッカー系塗料を吹く間隔で水で薄めると薄め過ぎです。パーツの表面で塗料を弾いてしまいます。

希釈する塗料の濃さは缶スプレーに入っている塗料のイメージ。加える水は10パーセント程度にしました。 一発吹きで垂れる直前まで吹いてツヤを出し、ほこりがつかないように乾燥機にいれました。
乾燥機のスイッチは入れずに常温で丸2日乾燥させました(たまたま休日を挟んだので2日放置しましたが、丸1日あれば乾燥するかもしれません)。

パトカーといえばパトランプ

ワンタッチLEDシリーズ2を使って各部の電飾
加工は主にLEDを通す穴開け作業。前照灯はメッキパーツに1mmの穴を開け裏側にLEDを接着しています。


前部警告灯は内側をくりぬいてLEDと配線を通すスペースを確保してからLEDを配置。最後にボディに接着


天面の散光式警告灯には、黒い熱収縮チューブを被せた配線をボディのBピラーの内側に沿って天面まで伸ばします。


LEDの接着はすべてセメダイン「模型用ハイグレード」を使用。
LED用の基板はボンネットの中に配置。ボンネットの底に穴を開けて、車外に配線を逃がしています。

カーモデルはケースに収めよう

タミヤ「ディスプレイケースC」

最近よく使っている、タミヤの「ディスプレイケースC」に収めます。
このケースは大変質が高くて良いです。底面はミラーなので、反射して見える部分にも注意が必要ですが、ミラーあり、なしでは高級感が違います。

電飾の基板、配線もケース底面に収めます。底面に穴を開けて裏側に配線を逃がし、スイッチとUSB給電基板に接続。側面にはスイッチ操作用の穴と、USBケーブルを外に逃がすための穴を開けています。

配線に問題ないか仮結線してみたところ。左下2つのスイッチは試作品。電源を取る基板の取り付け場所によっては不要です。

配線図

完成です!

Youtube動画もあります

※音が出ます


1/24 塗装済パトロールカー
18クラウン パトロールカー 警視庁 スチールホイールVer.

協力 青島文化教材社