細部の工作を進めていきます
前回、基本工作を終えたグランツですが、完成度を上げるためにさらに細かいところに工作を加えていきます。
合わせ目処理で消えたモールドを再生
モナカ構造のライフルを接着・ヤスリがけをして合わせ目を消す作業の過程で消えてしまったスジボリを「ラインスクライバーCS 0.15mm」で彫りなおして再生します。
0.15mmのラインスクライバーはキャラクターモデルのスジボリにちょうどいい 太さになっています。
ハの字カットで後ハメ加工
太ももから地面に伸びる後輪のアームはシリンダー状のフレームパーツを挟み込む構造です。このシリンダーパーツは輪っかの部分をハの字にカット!これで別々に塗装してから組み立てられるようになります。
※ハの字カットは 中級~上級者向けの加工です。(関節の摩擦が減ってアームの保持力が下がるので注意が必要です)
スミ入れのための下準備
細部やパネルラインを強調する効果があるスミ入れには欠かせない下準備があります。それは工作の段階でスミ入れしたい場所にラインスクライバーで予めスジボリを加えておく作業です。
30秒にまとめてみたのでこちらの動画をご覧ください。
スジ彫りを加えておかないと、エナメル塗料がモヤァ~と周囲に拡がってしまうだけでうまくスミ入れできません。
また、 凹凸がないのでエナメル溶剤での拭き取り作業もとても難しいです。
先に紹介した動画のようにラインスクライバー0.08でクルクルと円を描くようにスジボリすれば簡単にスジ彫りができて、塗装後のスミ入れが簡単にそして綺麗に行えるようになります。
塗り分け部分のスジ彫り
太ももの装甲パーツは、基本色2色プラス排気口(もしくは吸気口?)のブラックアウトの計三色の塗り分けが必要になるパーツです。
塗り分けの境目になるラインをスジ彫りし、塗り分け後にそのラインにスミ入れすることで塗り分けが綺麗に仕上げることができます。
パネルラインは0.15mm、排気口は0.08mmのラインスクライバーでスジ彫りしました。
試作デカールのチェック
工作を進めている間に、今回使用するデカールの試作品が出来上がったので早速チェックしてみます。
試作したデカールを元に、全体のカラー配置やデカールの置き方をここで煮詰めておきます。
こちらがそのイメージ画像。説明書の写真を取り込んで使用しています
工作編はここまで。次回は塗装編に入ります。
使用キット・使用パーツ
ヘキサギア
・バルクアーム・グランツ
M.S.G モデリングサポートグッズ
・メカサプライ12 カスタマイズヘッドA
・メカサプライ13 ラジエートフィンA
© KOTOBUKIYA