ビークルモードに変形するバルクアーム、グランツ
バルクアームシリーズの中でも異色の機体、ビークルモードに変形可能なバルクアーム・グランツをオリジナルのカラーで塗装します。
今回使用するのは 、販売準備中のカモフラージュライトレッド、カモフラージュダークレッドの2色です(ガイアノーツ名義で販売される予定です)。
9月に販売を開始した「スプリンター迷彩用マスキングシール」と組み合わせて、スプリンター迷彩塗装に再びチャレンジします。
不思議にも、コトブキヤから「バルクアーム・グランツ レッドアラート」のリリースが発表されたところなのですが、レッドアラートの赤とは一味違う赤に仕上がる予定なのでお楽しみに!
まずは仮組です
バルクアームは今回で2体目です。前回のハウツーがあるので比較的楽に進むだろうと思っていたのですが、一部のフレームパーツを除いてほとんどが新規パーツ!
バルクアームを名を継承しているものの、全くの別キットなので驚きました。大変作りごたえがあるキットです。パーツ割りが細かいのでマスキング塗装が苦手な方には向いているキットと思います。
主要なゲートとパーティングラインを「サンディングチップ」を使って処理しながら仮組みを進めます。#320~400を主に使用。クリアパーツのゲートは#1000まで磨きます。
脚部にタイヤが付くことで元のバルクアームよりもさらに一回り大きくなりました。
頭は「カスタムマイズヘッドA」の単眼タイプに変更。背中のハードポイントには「M.S.GラジエートフィンA 無色クリアー成型Ver.」を装着。あとはキットのままです。
頭が純正でなくなったため変形はオミットして制作を進めます。 (といっても可動はそのままなので変形可能なはず…)
基本工作編
仮組みしたグランツを、今度は分解しながら細部の工作を進めていきます。
装甲の丸穴ディテールを開孔
胴体に何箇所かある丸穴ディテールを、ドリル刃を使って穴を開けます。
ケガキ針でセンターを突いたら、1mmのドリルで穴を開け、ドリルの刃を交換しながら段々とに穴を拡げていきます。最後に「面取りビットWC」でフチを面取りしたら完成です(一番右の穴)
胴体に装着すると画像の様な状態になります。内部のフレームが見えるようになり、視覚的にとても効果が高い作業です。
ラジエートフィンの取り付け
グランツを公式通販で購入した際の特典で入手したクリア版のラジエートフィンは、ノーマル版のラジエートフィンのミックスして放熱版だけクリアに組み替えています。塗装しちゃうのであまり関係ないのですが、クリア版のパーツは使い道があるかもしれないので温存しておきます。
グランツの余りパーツのジョイントを使って背中に取り付けてみましたがジョイントが長くてラジエートフィンが浮いてしまいました。
本体とラジエートフィンの隙間が目立つので、ジョイントは短縮加工します
加工したジョイントを使ってラジエートフィンを装着すると…
ラジエートフィンと胴体の隙間がなくなり、専用パーツのようにできました。
ヘッドパーツの電飾加工
ロボットのアイセンサーは光らせたい!目力は大事!
ということで、発売を間近に控えた「ワンタッチLEDシリーズ2」を使ってカスタマイズヘッドを電飾します。
”2”になったことで内容は一新。特にコネクターが極小サイズになったので、さらに模型に組み込みやすくなりました。
参考リンク
・2019年11月中旬発売「ワンタッチLEDシリーズ2」より第一弾 7製品
加工は後頭部の中にLEDを仕込み、マスクのパーツに光がとおるように穴を開けるだけです。
肝心の電装部分は各ユニットのコネクターを繋げるだけでOK。電子工作などの知識が必要ないのも特徴です
グランツの背中の装甲を加工して、コネクタの差し込み口を作りました。
塗装のための加工
挟み込みになっている腰のパーツは、後ハメできるように加工します。
挟み込みパーツを二つに分割し、ピンをカット。
ピンをカットしてしまったので組み立ては接着式に変更。
内側にプラ板の端材を貼り付けて、ここに分割したパーツを塗装後に接着します。
前輪のカウルは、軸を短く斜めにカットして合わせ目を消します。
軸をカットすることで、タイヤを斜めにスライドさせながらはめ込むことができます。
基本工作編はここまでです。次回は細部の工作をしていきます。
使用キット・使用パーツ
ヘキサギア
・バルクアーム・グランツ
M.S.G モデリングサポートグッズ
・メカサプライ12 カスタマイズヘッドA
・メカサプライ13 ラジエートフィンA
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