装甲のスプリンター迷彩塗装
下地塗装
塗装編です。さっそく今回のメインテーマとして掲げているレッドスプリンター迷彩塗装の作業を進めていきます。
下地には、ガイアカラー「GS-07 サーフェイサーエヴォ パステルピンク」(以下ピンクサフ)を使用しました。成型色は青みのあるグレーのパーツなのですが、隠ぺい力が強くしっかりとピンク色になりました。
カット済みマスキングシール
ピンクサフの上から一色目、カモフラージュライトレッド(発売予定)を塗装。
その後スプリンター迷彩マスキングシールを貼っていきます。特に難しいことはありません。台座から剥がし、全体のバランスをみながら貼っていくだけです。
マスキングを終えたらカモフラージュダークレッドを塗装しマスキングテープを剥がしたら完成です。
今回は赤の配分を8:2(ダークレッド:ライトレッド)になるように全体の2割くらいがマスキングテープで隠れるように貼りました。
事前にテストピースなどを作りどのくらいの配分にするか決めておくと、塗装時にスムーズに作業ができます。
きれいに仕上げるコツ
今回のスプリンター模様に限らず、迷彩塗装を綺麗に仕上げるには二つのコツがあります。
1.二色目の塗膜はなるべく薄くなるように心がける
(塗膜の段差が目立ちにくくなる)
2.二色目の塗装後はなるべく早くマスキングを剥がす
(完全乾燥後にマスキングを剥がすと塗膜が破れて境界線がギザギザになってしまう)
グレーもスプリンター迷彩
装甲パーツをすべて赤くしてしまうと少しくどくなると思います。ですので一部の装甲パーツはグレー調の迷彩で塗装することにします。
装甲以外のパーツの塗装
シリンダーの塗り分けには円形マスキングテープ
バルクアームシリーズに共通しているシリンダー形状のパーツは、塗り分けるといいアクセントになるので、ぜひ挑戦してほしいところです。
シリンダーなどの円柱部分には円形マスキングテープの外枠部分が役に立ちます。
一色目(ゴールド)を塗装したパーツに、”切り込みを入れた円形マスキングテープの外枠の部分”でマスキングします。
反対側も同じように円形マスキングテープでマスキングし、その間を短冊状にカットしたマスキングテープでグルっと覆ったら
二色目(ガンメタ)を塗装します。
先ほどと同じようにマスキングしたら三色目(シルバー)を塗装。マスキングを剥がしてスミ入れしたら完成です。
放熱版の塗装
機体の各所にある放熱版風のパーツをメタルカラーで塗装します。
まずは基本色となるカッパーを塗装
カッパーの上から、クリアーオレンジでシャドーを入れます。
さらにエナメルのブラックを塗装して、凹部分のみにブラックが残るようにフィニッシュマスターで拭き取ったら完成です。
装甲に仮組してみると下記のような感じになります。凹部分のブラックが全体を引き締めてくれます。
細かい部分の塗り分け塗装
細部工作編でスジ彫りを加えていたところを塗り分けます。
デカール貼り
試作した漢字デカールを貼っていきます。下地の赤が透けない濃いホワイトです。
漢字デカールのほかには、ラインデカールとアクセントデカールを使用しています。赤いパーツにはホワイトのデカールを、反対にグレーのパーツにはレッドのデカールを使用して、装甲のカラーと統一感が出るようにしています。
細部の仕上げ(簡単ディテールアップ法)
オーロラシールでワンポイント
ライフルのセンサー部分にはオーロラシールを貼ります。
センサーの形ピッタリのオーロラシールを切り出すためにひと手間かけます。
黒いカッティングシールの上にオーロラグリーンシールを貼り、それをマスキングテープで作ったセンサーの型で切り出します。
GLEPを使ったテクニック
グランツの前腕はフレームの合わせ目が見える構造です。GLEP(ジーレップ)を使えばこの部分の合わせ目消し作業を省略することができます。
装甲各所にあるマルイチディテールは塗り分けるために、一箇所ずつスジ彫りを加えていくのは大変な労力がかかります。
GLEPならそんな手間を減らすことができます。
方法は簡単。マルイチディテールの上に、塗装したGLEPを貼り付けていくだけです。以下の場所では02を使っています。
細かな円形ディテールは同サイズのGLEPを貼るだけ!簡単にディテールアップ&塗り分けの手間を軽減できます。
GLEP各種再販中です!なくなる前に是非お買い求めください!
これで、塗装・デカール編は終了です。次回、完成編です。
使用キット・使用パーツ
ヘキサギア
・バルクアーム・グランツ
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・メカサプライ12 カスタマイズヘッドA
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