ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

紫色のデカール使用例「セカンドジャイヴ」

白+紫+蛍光イエローグリーン

今回は、フレームアームズ「セカンドジャイヴ」を組み立てました。以前発売された「ウィルバーナイン」の白版みたいなメカですが、フレーム部分も、メインのボディーも色が違います。ウイルバーナイン版の腰当てもついてくるので、白いウイルバーナインもどきも組めます。
今回塗装したのは、クリアパーツの蛍光グリーン(蛍光イエローをかなり多く混ぜてます)の部分のみで、白、フレーム、紫部分は未塗装です。

ほかの箇所はデカールと、紫で墨入しました。デカールについては後述します。雨の日がとても多くて塗装も進まなかったので、デカール貼りにはちょうど都合が良かったです。墨入れはタミヤのエナメルパープルに、クリアを多めに足して、流し込んだ後に拭きとっています(普通の墨入れと同じです)。タミヤエナメルパープルのみより、ちょっとだけ陰影に抑揚がついたように、、思うだけですが、クリアを混ぜたほうが流れが良いようです。

色数少なくシャープな印象に

上にも書きましたが、紫部分は成型色のままです。成型色の紫より淡いパステル系のデカールに作りましたので、デカールはそのまま貼っても色が合うようになっています。塗装する場合は、ガイアカラー「パープルヴァイオレット」が近い色に塗れます。

昨年自社でデカール印刷設備を整えたので、今回のライトパープルのように一風変わったあまり売れない色や柄を小ロットで刷れるようになりました。システム自体を個人でも揃えるようにと考えてはいたのですが、200V電源を引き直したり、床が抜けないように増強したり、これがうちにとってもキツイのですが機械と印刷素材で7桁〜になるため、あまり個人用途には現実的ではなく、、、、代わりにデカール印刷サービスで受託をできるように準備を進めています。

今回使ったデカールは、ライトパープルの「TRデカール」「家紋デカール02」と、NC07デカールグレー&パープルの試作品です。NC07は、ほぼ製品に近い柄の状態なので貼り付けの参考にして下さい。カルトグラフ製に比べて精密でもないし、ズレたりもしてますが、1メートル離れればよくわからないはずだ! デカールを貼る時はクレオス「マークセッター」を使って曲面に馴染ませています。上記を含むSIJデカールの貼り方については別エントリーで紹介しております。

使ったデカール紹介

ライトパープルのTRデカールです。通常版のTRデカールシリーズはすべてシルクスクリーン印刷ですが、このデカールはSIJ印刷です。カットを入れていないので各自切り出して使って下さい。
※対比がおかしいので、実際のサイズは商品ページを参考にして下さい
こちらは家紋デカール02のパープル色(上のTR紫と同じ色)。これと、上のTRデカールを貼り付けています。
塗装をあんまりしないでかっこ良くする方法の試験ということで作ってみました。デカールは貼付け後にクリアを何回かに分けて吹き付けて、その後にマット系クリアで仕上げています。スミ入れはデカールのあとにクリアを少し吹いた段階でしました。
SIJデカールにクリアを吹く時は、ガイアノーツ「EXクリア」ではなく、クレオス「スーパークリア(GXカラー)」がお勧めです。少々吹き付けすぎても印刷面が割れることが少ないようです。研ぎ出しや、クリアの厚吹きにはそれぞれ合うクリアの粘度や種類があると思いますが、最初はスーパークリア。

手は同じくコトブキヤ「シャープハンド」に交換して、シャンパンゴールド系カラーに塗装しています。この手が、「手刀」みたいで気に入っています。スティンガーモード(バイク)に変形するとマーキングが逆さまになったりしますが、どちらかをメインに天地を決めて貼るするとすれば、人型のほうがかっこいいかな。