塗装を楽しむならTAMOTUちゃん!
TAMOTUは、とても塗り分けしやすいパーツ割りになっています。つまり、塗装を楽しみたいときのキットとして最適。実験的な塗装を試すのに下地処理の労力が少なく済むのは大変助かります。
フレーク塗装にチャレンジ
車やバイクのカスタムカーや、ショーモデルなどで見かけるフレーク塗装に挑戦しました。小粒のフレークではなく、色変化が大きい大粒でギラッとしてみたいので、専用品ではないネイル用フレークで挑戦しています。
2種類あるフレーク塗装
- クリア塗料にフレークを混ぜて塗装する方法
- クリアが乾かないうちにフレークを吹き付けて、またクリアでとじる方法
フレーク塗装には、大きく分けて「ウェット」と「ドライ」の2種があります。今回は、大粒のフレークを使いたかったので、混ぜて塗装する「ウェット」はあきらめて、後者の「ドライ」、つまり「ふりかけ式」で塗装します。
偏光フレークきれいだね
使ったフレークは、ネイル用として販売されていた偏光素材です。が、専用品ではないためか、偏光しないただの透明PET片も混じっていたり、繊細な塗装には向いていないようです。塗装に使うときは、塗装用と書いてあるもののほうがトラブルが少ないでしょう。
中蓋に穴を開けた塗料瓶に詰めて、「ふりかけ容器」を作ってフレークをふりかけます。
ベース塗装(黒)⇒クリア塗装⇒乾く前にふりかけ
⇒クリア塗装⇒乾燥後にはみ出しフレークを削る⇒クリア塗装
が手順です。が、削り取る工程が今回の素材の組み合わせだと不適だったので省略しています
螺鈿風に研げないことはないけれど
螺鈿細工にしたかったけれどあきらめます。フレークの種類の影響なのか、削ると根こそぎフレークが剥がれてしまったり、表面だけ剥げてしまったりでトラブル発生。小粒でなおかつ専用品のほうが良さそうです。
今回は、平滑にするのをあきらめて、フレークは削るのを省略。クリアをてんこ盛りにしてツヤツヤにする方法に変更しました。
キットによって向き不向きがあります
プラモデルサイズでフレーク塗装に向いているのは
- パーツが大きいもの
- クリアをてんこ盛りにしてもほかの部分に干渉しないもの
です。TAMOTUは向いているほうで、もう少しはクリアを盛れそうです。が、フレークはもう少し小粒のものでないと、フレークを埋め込んで研ぎ出しまでするのは大変そうです。偏光素材でなくても金粉系や金属粉なども合うと思います。
完成
©MARUTTOYS