ハイキューパーツの公式ブログ「テクニカルガイド」

ファイアパターン用マスキングシール使用例「1/24 LN107 ハイラックス リフトアップ」

初挑戦の四駆模型

アオシマのハイラックスプラモデルは、足回りの違いで種類がいくつか出ています。今回は展示会用なので、会場で目立つようにリフトアップされたタイプを選びました(近所の模型店で購入)。旧いキットなので調整は必要ですが、大きな模型なので満足感が高いです。資料が必要な場合は「LN106R」で検索すると実写の写真が多数見つかります。
※デカールはショーモデルをテーマに作り起こしています。

裏面もみっちり

ファイアーマスキング塗装

本塗装前にスプーンでテストしました。ガイアカラー「プライマリーメタリックブルー」は、色乗りがよいので下地色の影響があまりないようで彩度が高いです。同社のプライマリーメタリックは赤青黄の3色がありますが、どれも色乗りが良く、彩度が高いのでファイアパターンの塗装に適しています。

3月中旬発売予定のファイアパターン用マスキングシール Mサイズを使います。基本色(今回は蛍光グリーン)を塗装したら、失敗したときの補修を楽にするためにクリアを吹いておきます。コンパウンドではみ出しを削って修正するときに、クリア層がないと下地が透けてしまうためです。よく乾燥させてからマスキングすること。乾燥が不十分だと、糊が塗装面に転移することがあります。

ひょうたん型のシールを貼り重ねて炎模様を組み立てていきます。詳しい使い方はこちらで紹介。試作品のため、レイアウトが製品と少し異なります。

左右対称に作る場合は、中心になる場所から貼り始めます。基準になる1枚なので、傾かないように注意します。

くびれが交互に並ぶように側面も貼り進めていきます。製品の特徴の一つ「立体物の形に合わせて細かに模様が調整できる」が生きる場面です。

プライマリーメタリックを塗装。吹きこぼれ防止と、塗膜を薄く仕上げるため、面に対して垂直に吹き付けるのが基本です。

完全乾燥前に剥がします。少し塗料が漏れていますが、はみ出しはコンパウンドで削って修正。最初にクリアを吹いておいたので、下地を削らす補正できます。

横。フェンダーはフラットブラックで塗装します。

細部塗装

円形マスキングシールで角丸も上手くマスキングできます。Rは円形2.2mm。Sサイズに収録。

ホイールリムも本体色に合わせて2色に塗装しました。

リムにデカールを貼りたいので作ります。が、リム部が円柱型ではなく、円錐台のために、ピッタリ一周するデカールを作るのは手間がかかります。3DCADとペパクラデザイナーを使うとちょうどよいものが作れます。

実際に貼り付けたデカールは右図のもので、円錐台側面を一周するデカールが出来上がります。

ペパクラデザイナーに読み込ませて、パスで書き出したのが上の画像。左の2D図を組み立てると上の円錐台が出来上がります。


窓枠マスキング用シールがキットに付属しているので、使用してフラットブラックを塗装しました。

塗装

本体色
グリーン部分 [G]蛍光グリーン+EXホワイト少量
ブルー部分  [G]プライマリーメタリックブルー

フレーム・フェンダー色
[G]EXブラック・フラットブラック

内装
シート [G]スノーダークグレー
内装 [G]ストームグレーブルー

[G]:ガイアノーツ

完成写真

使用キット/
青島文化教材社
1/24 LN107 ハイラックス ピックアップ ダブルキャブ リフトアップ ’94 (トヨタ)